あんずにっき

元役者が、役者視点でモー娘。や演劇女子部について語りまくります。

もしかして事務所がいちばんモーニング娘。‘17メンバーの魅力をわかってないのではと思ったので私が語る。【譜久村聖編】

 

 はい。タイトルの通り、私が思うモーニング娘。‘17メンバーの魅力……というか好きなところを順番に語っていこうと思います。

 初回はリーダーの譜久村聖ちゃんについて。

 

・最大の魅力:ぽややん。

 

 私の思うふくちゃんの最大の魅力は、「ぽややん感」です。「何も考えてなさそう感」とも言う。

 これホント悪口とかでなく、ふくちゃんってほんとに、たまになんも考えてなさそうなときないですか???

 あの瞬間がめちゃくちゃぐっとくる。萌える。

 

・歌声の魅力:『 だ な ☆ 』

 

 ‘14くらいまでは歌声にもそれが表れてて、すごい好きだったんですよねー。特に好きだったのがブレインストーミングの、『だ な ☆』のとこ……なんやあれめっちゃ可愛いやん……能天気そう……こういう子を人生で一回は彼女にしたいやん……突然わけわからんこと言って拗ねたり自己完結したりしそうで究極にめんどくさそうやけど可愛さですべて許してしまえるやん……

 私はどうにもあざといものが苦手なので、近年のふくちゃんはちょっと私的にパフォーマンスや歌唱があざといというか、「表現している自分に酔ってる」感じがしなくもないので、昔みたいな純粋でなーんも考えてなさげなパフォーマンスがより恋しくなってしまいます。(いやいろいろ考えてただろうけどね)

 まぁでも、いまのイケイケなのにしゃべるとあざといふくちゃんも可愛いんですけどね……子犬つかって自分の可愛さを表現するのがなんと上手いこと!!!と恐れおののきながらも萌えるしかないよな……全力で萌えるよな可愛いわ……

 

・目玉をチューチュー吸うふくちゃん萌え。

 

 芝居の面で私がいちばん好きだったのは、ステーシーズのガキの目ん玉をチューチュー吸ってるふくちゃん。

 あそこのシーン、譜久村聖の魅力が最大限に詰まってませんか……マジで手元に目玉が見えるようなリアルさなのに美しく官能的だ……素晴らしい……。

 次点ではリリウムの竜胆の包容力な……ふくちゃんに包まれたい……あと繭期のティーチングのぽややんお姉さま感も最高でしたね……

 ふくちゃんの魅力を最大限に活かせてたのはやっぱ末満さんとつんくさんだと思う。末満さんはわりと露骨にふくちゃんの「エロいけど穢してはならない聖域(だが全力で穢したい)」みたいな欲をかきたてる魅力を引き立ててきやがるし、つんくさんはたぶん、ただひたすらふくちゃんのこと可愛いと思ってる。なんかそういう感じがする。‘14前あたりまでのふくちゃんの歌割パート、なんかもうただひたすら可愛かったもん。

 

・これから向かってほしい方向。

 

 と、過去のピュア感に未練たらたらなロリコンが露呈したところですが、現在のふくちゃんの‘17内での役割を考えつつ向かっていってほしい方向はというと……

 ズバリ、「清楚なお嬢様っぽいお姉さん、でもたまに女王様、しゃべるとぽややん」です。

 これ他の記事でも言ったかもなんですが、この「たまに女王様」っていうのがポイント。イケイケするのはたまにで良い。ふくちゃんはグラマラスな分、清楚さ大事だと思うんですよね。茶髪ロングでメイク濃い目で年長組なので、現メンバーのなかに入るとどうしてもケバく見えがちだし……。ふくちゃんメインボーカルとして使うなら選曲気を遣っていただきたい。

 あと歌番組とかのトークでは、「ぽややんとしてて後輩(だーいしとか)に『しっかりしてください!w』とか言われるけど愛されてる」くらいのポジションでいてほしい。事務所もファンもメンバーも、道重を見てたからかリーダーというものに妙な固定観念がある気がするけど、別にリーダーは率先してしゃべらないといけないものでもないし、トークが上手じゃないといけないわけでもない。そのへんジャニーズの皆さんはグループでの立ち位置とるのすごい上手なので、あのひとたち参考にするといいかもな。まぁジャニーズはジュニア時代からグループ組んだりして、卒業や加入も滅多なことが無い限りなく、縁があればずーっと同じグループとして添い遂げるから、娘。とはちょっとかなり環境が違うかもだけど……

 私はいまだに、「9期10期の8人グループ」「鞘師と小田」「10期に鞘師」のどれかのパターンで卒業加入なしで長年活動してればめっちゃ売れたんじゃねえのかと主張したいわ。モー娘。人数多過ぎ。だから全員の魅力を活かしきれないうちに年数だけが経って下が詰まってるから卒業しないといけない状況になったりするんだよ。あと研修生制度もどうかと思うよ。個性も面白味もなくなるしデビュー前から露出してるからデビュー時点でへたしたらすでに飽きられてるもしくはレッテルがあるし。

 おっと話が逸れまくりました。

 

 結論:譜久村聖は存在が萌え。

 

 至極簡単なことでした。

 今後は是非とも、ふくちゃんの萌えポイントを上手に使っていってほしいです。ねこみみ生やせとかそういうんじゃなくてね!!!!!フリフリの服着せろとかでもなくてね!!!!!!上品な萌えをお願いします!!!!!!!

モーニング娘。‘17 小田さくらの魅力を存分に活かした舞台を考えてみる。

 久しぶりにリリウムを観たら、単純に感動したと同時に、やっぱこの舞台がいちばん小田ちゃん本来の魅力を正しく発揮できてるよなあと思ったので、このタイトルです。

 

 小田ちゃんってとことん器用なんですよね。器用で努力家だからこそ得をすることもありますが、演劇女子部においては割をくってる部分も多かった気がします。

 小田ちゃんのために用意された役って、実質はシルベチカだけだったんじゃないでしょうか。ローズウッドさんは消去法で小田ちゃんって感じがする。続11人いるでは、器用ゆえにフロルとフォースというおいしい2役でしたが、小田ちゃんのための役ではないと思う。ファラオの墓は未観劇ですが、小田ちゃんの本当の魅力を発揮できるのは男役ではないと思います。(そもそもモー娘。の舞台で半数以上を男役にする意味がわからんというのが私の意見ですが ※後述)

 

 オダベチカ、ものすごい衝撃でしたよね。

 末満さんは出演者の個々の魅力をうまく演出してくれるので、ステーシーズもリリウムも、みんなが女の子としての可愛さを発揮しつつ「こんなに可愛いアイドル達なのに、歌もダンスも演技もただのアイドルじゃない」っていう衝撃を与えられてた気がします。トライアングル以降は、良くも悪くもオタク向けな舞台になってるなという印象です。そりゃあ客の大半はモー娘。のファンなのでそれも正解かもですし、石田、工藤、譜久村なんかはそのなかでも個々の魅力を活かせるようなキャスティング(というか脚本自体)にしてもらってるのでまだ良いんですが、やっぱり素材としてもったいないなと思うのが小田ちゃんなんですよね。

 というわけで、小田ちゃんの魅力を存分に発揮できる舞台を考えてみようというのが今回の記事です。

 

 

・最大の魅力は、やっぱり歌。

 

 モーニング娘。‘17の小田さくら、そしてミュージカル女優としての小田さくらにおいて、いちばんの魅力はやっぱり、なんといっても歌でしょう。そしてあのミステリアスな雰囲気ね。

 このへんうまく使ってたのは、やっぱりリリウムです。小田ちゃんが出てきて歌うだけで、場の空気が変わる。完全に異次元になる。ほぼ台詞なんて無いのに、「私を忘れないで」の言葉だけで、歌詞だけで、想いが伝わる。存在感がやばい。かななんとの相性が良かったのもありますが、あのシーンはほんとに涙なしじゃ見れないですね。

 リリウムを観たあと、人それぞれ感想や好きな役者、そこからハマるメンバーなどいろいろだとは思いますが、おそらく誰もが「小田の歌スゲエ」と思ったはず。間違いなく小田ちゃんの歌に衝撃をうけたはず。「めいめいの演技スゲエ」と同じ感覚ね。

 この「スゲエ」って、すごい大事だと思うんですよ。決して主役じゃなくても、この「スゲエ」は観客に与えられる。マーガレットのあの空気感や歌も「スゲエ」し、工藤ファルスの狂気も悲しみも「スゲエ」。鞘師リリーの奥底にある静かな狂気も「スゲエ」、石田の演技センスも「スゲエ」。すべては書きませんが、あの舞台って、みんながそれぞれ魅力を発揮できてるんですよ。主役のスノウ・リリー・ファルスからマーガレット親衛隊まで、みんなに見せ場がある。それは台詞とか歌のソロパートとかそういうんじゃなく、ちゃんと「魅力を発揮できる場所」という意味での「見せ場」ね。

 話がそれました。

 そんな風に観客の、というか私の度肝をぬいてくれた小田ちゃんですが、トライアングルではその歌がイマイチ活かされずに終わっちゃうんですよね。ソロもあるけど、シナリオとしての見せ場っぽいものはあるけど、それは小田ちゃんの良さを引き出すものじゃなかった。

 続11人いるのフロルも、そりゃあ歌はうまかったですが、あんだけずっと出ずっぱりでしゃべって歌いまくってるとその効果が薄れるんですよね。慣れちゃうというか、インパクトが薄れる。そういう意味ではフォースの歌はインパクトありましたが、相方が似たタイプのふくちゃんなのでお互いに魅力を相殺し合っていて、しかも後半出番ないから見終わったときのインパクトも薄い。

 もったいない。もったいないぞ小田ちゃん!!! っていうか小田ちゃんに女の子役させないでどうすんの!?!?!?!?

 

・宝塚の名作『PUCK』

 

 またもや宝塚ですスミマセン。

 『PUCK』という舞台があるんです。シェイクスピアの「真夏の夜の夢」をもとにした舞台なんですが。

 これの初演で主役を演じたのが驚異の歌ウマジェンヌさんなんですが、主人公の妖精パックは人間の女の子に恋をしてしまって、その罰で妖精の王に声をとりあげられてしまうんです。(本当にしゃべれなくなるわけではなく、声を出すことを禁じられる)その後、その女の子のところで1年過ごすんですが、歌もセリフもラストまで一切なし。真夏の夜の夢版、人魚姫といったところでしょうか。

 冒頭でおそろしいほど魅力的な歌声を披露してたパックが、声をとりあげられちゃうんですよ。動きと表情だけの演技がめっちゃ良いのもありますが、長いこと美声をおあずけされてたことで尚更、ラストでパックがしゃべって歌った瞬間の衝撃がヤバいんです。あの感動を!!!あのゾクゾクを!!!小田ちゃんなら観客に与えられるはず!!!

 

・結論:小田さくら主演の「人魚姫」が観たいんです。

 

 さんざん『PUCK』の話をしましたが、小田ちゃんは妖精って感じじゃないんですよね。じゃあ何かって??? 水属性な小田ちゃんの雰囲気を活かしつつ、声の魅力を存分に発揮できる、そう人魚姫です。私は!!! 小田ちゃんで!!! 人魚姫が観たい!!!!

 さあ、想像してみてください。暗い舞台上。コポコポと水の音がして、幕が上がる。薄暗闇のなか、青や緑や紫や赤など、キラキラと光の粒が輝き始める。周囲が明るくなり、徐々に美しいシルエットが浮かび上がってくる。水のなか、岩の上に腰掛ける美しい小田ちゃん人魚が静かに口を開き、その歌声が響き渡る……――胸熱すぎてクサくなってしまいましたが、でもめっちゃ高ぶるっしょ。思えばすでにリリウムでやってたことですが、板付きで小田ちゃんが歌いだすとか、もうそれだけで観客を引き込める。

 安っぽくならないように気を付けてつくれば人魚の衣装はめちゃくちゃ可愛いだろうし、フライングとか豪華なセットがなくても振付で人魚っぽくすることもできるだろうし。最近の小田ちゃんは可愛い系よりもどう考えても圧倒的美人さんなんだけど、「世間知らずのほんわかした可愛い末っ子人魚姫」でいてほしい。えりぽんとかまーちゃんにお姉さん人魚をやってほしい。

 そんで、オープニングから畳みかけるように、バラード系やらポップな歌やら、王子様への恋の歌やら披露しまくって、かーらーの、声を奪われる演出ですよ! 魔女はふくちゃんかなー。まーちゃんも合いそう。んで声を失ってからは、台詞は一切なし。心の声としての歌とかはちょっとあっても良いかもだけど、んー、無い方がやっぱり最後のインパクトがあるかなあ。そのへんは演出次第ですね。

 小田ちゃんは器用なぶん台詞に頼るとこがあるなと思うので、台詞なしの芝居はすごくいい経験になると思うし、観ている側も小田ちゃんの意外な良さや可愛さをたくさん発見できると思います。

 

 そして肝心の王子様ですが……

 これまでの演劇女子部の流れでいけば即決工藤なんですが、もうどぅーは卒業しちゃいますからね。あと、工藤には普通の王子様は普通すぎてちょっと違うしな。

 王子様は石田がいいですね。でも、「王子様として出てきたけど実は女の子」とか、なんかそういうひねりが欲しい。というか、人魚姫のストーリーをそのままなぞる必要はないと思うし、むしろやるならいろいろ変えまくってほぼオリジナルストーリーな人魚姫が良い。

 他の誰かに王子様をさせるなら、あゆみんは隣国の王女ですね。でもこれも、「隣国の王女と見せかけて実は王子でした」とか、「実はスパイでした」とか、そういうのがいい。そんで最終的に人魚姫に惚れちゃうやつな!!! あゆみんにはそういう曖昧なものをやってもらいたい。たぶんすごい良い塩梅でやってくれるはず。

 私が個人的にとても期待している牧野ちゃんには、王子様の友人の貴族の男の子(町娘(ちぇる)に叶わぬ恋してる)とかやってもらいたいですね。

 なんかあんまりうまくまとまってませんが、いろいろ考えれて楽しいです。思い切って人魚姫を、歌で人を狂い殺せるセイレーンにしちゃうのもアリですね。小田ちゃんの歌ならそれでも説得力ある。

 

 

・まとめ。

 

 私は小田ちゃんの人魚姫がみたい。単純にこれだけの話でした。

 あと私的に、演劇女子部でハロメンに男役させるのは2、3人までにするべきと思ってます。男役って、レアだからこそ魅力が増すんやで……女の子ばっかりのなかにぽつんと男役が入ってるからこそ目立つし、ふとした瞬間の男っぽさがかっこよく見えるんやで…… 半数以上が男役になってしもたら、いいところよりも拙いところが目立ってしまうし、せっかくの「女の子が男役やってる」という魅力や個性が薄れるんやで……

 

 なんか非常に楽しくなってきたので、まじめにストーリー考えてみたくなってきました。いや、脚本とか書けないけどな。書いても仕方ないけどな。

「私が好きだったモー娘。はアイドルじゃなかったかもしれない」と気づくと同時に、いまさらになって鞘師に惚れてたことにも気づいて悲しい。

 どうもこんばんは。

 また一部の方から怒られそうなタイトルになってしまいましたが、いろいろとまだ引きずったままの状態で先日からの音楽祭とMUSIC DAYの放送をみて、ふと思ったことがこちら。

 

「なんか……モーニング娘。‘17って、アイドルだなあ」

 

 とってもいまさらです。でも、なんだか自分のなかでものすごく衝撃でした。

 じゃあ、‘16は? ……うん、これもアイドル。あれ、じゃあ‘15は?‘14は?? それ以前は??? 

 ……アイドルじゃない!!!!

 

「そうか。私の好きになったモー娘。は、アイドルじゃなかったんだなあ。そしてそれは、鞘師の存在がほんとうに大きかったんだなあ」

 ということに気づいてしまって、なんだか頭が真っ白になってしまった。

 

1.「アイドル」「アイドルじゃない」

 

 この、「アイドル」「アイドルじゃない」という感覚はおそらく非常に個人的なもので、なかなか説明してもわかってもらえないとは思うのですが……

 私は、「タレントの魅力を表現するために歌がある」のが「アイドル」で、「歌を表現するためにタレントがある」のが「アイドルじゃない」=「歌手」だ、と思ってます。そしてその観点で、‘15までは歌手(もしくはアイドル歌手)、‘16以降はアイドルだなぁ、と感じました。

 どちらが良いとかは一概に言えるものではないと思いますが、私の好きだった、ハマったモー娘。は、アイドルじゃなかったみたいです。

 

 

2.素直なものが好き。

 

 アルバム「13カラフルキャラクター」が大好きで、頻繁に車内で聴いているんですが。最近あれを聴いてると、なんかもう涙が出てきてヤバいんですよね。

 なにがって、あのころのモー娘。の歌はとっても素直で、すごい心に響いてくる。単純にいい歌すぎて泣けてくるんです。

 

 私、芝居も歌も、素直なのが一番好きなんです。

 9期も10期も、加入から数年はみんなまだ子供で、ほぼ素人で。歌とダンスの両方を何の苦もなくできる子はおそらく1人もいなくて、みんな先輩についていくのに精いっぱいで。歌の現場では、ただ一生懸命、そして楽しんでパフォーマンスをすることだけを考えているように見えました。

 キャリアの長いれいなも、歌に関してはすごく素直というか、いつも「その歌を一番良い形で表現しよう」としていた気がする。さゆだって、バラエティでは自分のことを可愛いとアピールするのがネタになってましたが、楽曲やパフォーマンスを自分の可愛さをアピールするために使うようなことって一度も無かったように思います。さゆはいつも、「自分が可愛く、美しくあることがパフォーマンスの質を高める」ことをわかって、そのために美しくあった。歌に苦手意識があることもあってか、さゆの歌はいつも真っすぐだったしね。

 そんな先輩たちがいたからか、カラフルキャラクターの時期はみんなが歌やダンスにまっすぐに取り組んでいて。『Be Alive』と『ゼロから始まる青春』は、もう涙なしじゃ聞けないです。歌に邪念がないぶん、聞き手が勝手に頭のなかで想像を膨らませられるというか……。歌でも芝居でもそうですが、「泣かせてやろう」とか「感動させてやろう」とか「自分のことを可愛いと思わせてやろう」とか、そういうのってなんとなく伝わるというか、ちょっとでもその気が見えるとしらけてしまうんですよね。そういうのが一切なかった。『ゼロから始まる青春』の、「やっぱり平和がいい 老後も安心なら なお素晴らしい」とかもう、ホント毎回泣けます。そうだよな、やっぱり平和がいいよな! あそこをあの二人に歌わせたあたり天才すぎるで……

 そして『笑って!YOU』の、9期10期の輝きっぷりね……! ああ~、この子たちがこれから切磋琢磨しながらお互いに高め合ってモー娘。を引っ張っていくんだと、希望に満ちた気持ちにさせてくれますよね…!!! ズッキの気持ち良すぎる高音からの鞘師パートで、うひょ~~~!ってなりますよね!!! まぁ今となっては、その興奮と同時に切なさも押し寄せてくるのですが…。

 

3.いつも、いつまでも真っすぐだった鞘師。

 

 さて、ここで鞘師です。

 鞘師って、‘14に入るあたりで、一気にぐっと大人っぽくなりましたよね。

 年齢的にもそういう時期だったかもしれませんが、それにはやっぱりれいなが居なくなったことや、再ブレイクに向けて「エース」として祀り上げられることの重みも影響したんじゃないかな、と思います。

 大人っぽくなるにつれ、昔は明るく自信満々、そして楽しげだったパフォーマンスにも変化が訪れます。ただ楽しむだけじゃなくなった。思うところもいろいろとあったでしょう。歌が不安定な時期もありました。でも、それでもいつだって、鞘師のパフォーマンスは魅力的だった。鞘師の歌は心地よかったし、心に響いた。それは、鞘師がいつも真っすぐだったからだと思います。

 「私の歌を聞け!」じゃなくて、「この歌を聴いて!」。「上手く歌おう」じゃなくて「この歌を素敵に歌いたい」。「私の可愛い(かっこいい)ダンスを観て!」じゃなくて「このダンスを可愛く(かっこよく)踊りたい」。鞘師のパフォーマンスは、そういうとても素直な気持ちから生まれていたような気がします。そしてそれは、モーニング娘。を卒業する最後の最後まで一貫していた。鞘師が歌って踊ると、曲の存在感が増した。グループとしての輝きが増した。その輝きに魅せられてモーニング娘。のファンになったことを、今更になって思い知りました。

 

4.まとめ。

 

 もちろん‘16も‘17も、みんな一生懸命やってます。でも、その方向性がだんだん変わってきているなぁとずっと思っていて、先日からのテレビ放送でようやく自分の感覚が腑に落ちました。

 自分を魅力的にみせようとするのは、アイドルとしてはとても良いことです。でも、私の好きになったモーニング娘。ってそうじゃなかった。歌やダンスが苦手でも、一生懸命やってる姿から元気をもらった。どこまでも真っすぐ、「良いパフォーマンスをする」ことに向かっている姿が好きだった。

 これは私だけなのかもしれませんが、可愛さや美しさって観ている側が勝手に感じることなので、過剰にアピールされるとちょっと引いてしまうところがあります。歌もそう。可愛い歌だから可愛く歌う、切ない歌だから切なく歌う。それは一つの正解ですが、そこに「自分を可愛く見せよう」とか「こう歌えば切なく聞こえて感動させられるんじゃないか」とか、そういう邪念が見えるとしらけちゃう。うーん、微妙な感覚ですが、例えば舞台の泣く演技で、露骨に「泣き声つくって台詞しゃべれば泣いてるように見えんだろ、さぁ私の演技で感動しろ」みたいな感じのとかがすっごい苦手なんですが、その感覚に近いですね。ぶりっこ見てるのと同じ感覚。

 私は女ですし、しかももともとアイドルというものにあまり興味が無い人間だったので、もしかしたら大多数のアイドルオタクの方々とは感覚が全く違うのかもしれません。世間的にウケるアイドル像は、もしかしたら‘16以降の雰囲気かもしれない。でも個人的には、「あのころの素直な歌、良かったのになあ…」って、どうしても思ってしまいます。だって鞘師だけじゃなくて、‘14くらいまではみんなとっても素直だったんですよ。

 あと微妙に関係ないようなあるようなことですが、個人的にふくちゃんはブレインストーミングくらいまでの、ぽやーっとした、ちょっとアレな言い方をすればなんにも考えてなさげな能天気っぽい声音の歌がすっごい好きでした。棒だとかなんとか言われていたようですが、それが個性だったというか、最強に萌えませんでしたかあれ。ふくちゃんはドヤる系よりも、ああいうポヤポヤ系でいてほしかったな…。そしてたまに女王様になる。ギャップが最高やん。

 

5.最後に番組の感想。

 

 よこよこの全力の笑顔は単純に好感が持てますよね。

 選曲は番組側からの指定もあるかもだからあれだけど、やるならUpdatedじゃなくて原曲で良かったのにな、と思いました。Updatedはやっぱり、鞘師の歌とさゆの声質ありきだったと思うし、13人でのフォーメーションダンスは広がりすぎて画面映えが悪い。どちらの番組もカメラへたくそだったのもありますが、よっぽど熟考してうまくやってくれないとかっこよく撮れないよあのフォーメーション。ていうか‘17には原曲まんまのが似合ってると思う。でもまあ、いつもやってる振付のほうがやりやすいしだろうしな……

 あと、あの頭の王冠は舞台でなら良いけどテレビ画面で見ると安っぽすぎて好きくないとか台詞なんでふくちゃんなんだとか、諸々すさんだ心に文句が浮かびまくりましたが、それを吹き飛ばす勢いでまりあが可愛かったのと飯窪さんが美しかったのでちょっと元気出た。

 うだうだ言ってても、やっぱみんなのこと好きだから今後も応援はしたいんだよな……我ながらめんどくさい。

モーニング娘。‘17で「ME AND MY GIRL」みたいな明るく切なくハッピーな舞台が観たかったなと思ったので配役を考えて楽しんでみた。

 ファンへの配慮もハロメンへの愛も何もないハロプロ新体制への憤りに泣き疲れてしまったので、なんか楽しいこと考えようと思って、こないだから考えてた脳内配役ごっこをまとめてみようと思います。

 でもなんか、うーん、モヤモヤが、うーーーーん

 でも暗いことばっか考えても仕方ないので楽しくいきましょう!

 

 

名作ミュージカル『ME AND MY GIRL』

 

 さてさて皆さん、「ME AND MY GIRL」というミュージカルをご存知でしょうか。

 日本では宝塚歌劇団でおなじみのアレです。ミー&マイガール

 私これ大好きで、95年月組のDVDを頻繁に観まくってるんですが、これ、モーニング娘。‘17にめちゃくちゃピッタリくるな、と。脳内で妄想し始めたら楽しすぎて、ああ~~~こういうハッピーな舞台も、工藤がいるうちに観たかったなあ……としんみりしてしまいました。

 なので私の脳内ミーマイ配役をお披露目します!!!

 ミーマイわからない方は是非DVD買うなりして観てみてください! 私的おすすめは95年月組です! 伝説すぎる至高の初演もあるんですが、くそ高いDVDBOXのなかにオマケみたいについてくるダイジェスト映像しかないので本当に残念です。

 

 

ME AND MY GIRL あらすじ

 

 1930年代後半の英国。

 由緒正しい名門貴族ヘアフォード伯爵家では、跡継ぎを残さないまま当主が亡くなり、伯爵家の後継者探しが問題となっていた。当主の遺言は、若い頃のあやまちで出来た一人息子の行方を捜し出し、彼が貴族に相応しい人間ならば爵位と全財産を継がせる、というものだった。

 この問題を話し合う為に、親戚一同(当主の妹・公爵夫人マリア、その姪ジャッキー、公爵夫人の甥ジェラルド、親族のバターズビー卿、バターズビー夫人、ジャスパー・トリング卿、そして後見人の男爵ジョン卿)が伯爵邸に集まる。

 だが、パーチェスター弁護士が見つけてきた一人息子のビルは、無教養で品のないがさつな下町青年。ジョン卿はビルを認めないが、遺言執行人の公爵夫人・マリアはビルを紳士に仕立てるべく厳しい後継ぎ教育を施す。

 ヘアフォード家の爵位と財産が自分へ転がり込むものと思っていたジャッキーは、あっさりと婚約者である遊び者のジェラルドを見限り、色仕掛けでビルに迫る。ところが、ビルには恋人サリーがおり、一途な愛を貫くビルはジャッキーに容易になびかない。

 一方、マリアのスパルタ教育で日に日に貴族らしくなっていくビルの姿を見て、サリーは不釣り合いな自分から身を引こうとして、ビルに恥をかかせ嫌われるようにし向ける。そんな彼女にジョン卿はある取引を持ちかける…。

     Wikipediaを引用、一部変更しました)

 

 あらすじとしてはこんな感じで、文字で見るとちょっと堅苦しいですが、めちゃくちゃ明るくオシャレでキュンキュンして、なのに切ないお話しなんですよ。もちろん最後はちゃんとハッピーエンドです。

 なんといっても、主人公のビルがめちゃくちゃカッコいい。最初はほんとに育ちの悪い下町っ子なんですが、サリーのことを本当に大切にしてて。教育をうけてどんどん立派な紳士になっていっても、その一途さは変わらないんですよね。

 そしてその恋人役、サリーもめちゃんこ可愛い。下町っ子なので、足はがに股だし猫背だし魚のにおいがするしちょっとバカそうなんですが、とにかく健気。この子を愛さなきゃどうすんの、って感じのホントに良い子です。

 そして他の面々もかなり濃いキャラで、みんなが魅力的なんです。楽曲も良いしね!

 

 というわけで妄想配役です。

 

ビル:工藤遥

 これはもう工藤一択です。

 私、工藤に男役ばっかりさせるの反対派だったんですが、こういう役は一回くらいさせとくべきだったんじゃないかと思ってます。

 ビルはほんとに一途なんですよ。サリーのこととっても大事にしてて、ジャッキーのお色気攻撃にくらっとくることもあるけど、それでも「結婚しよう。ずっと一緒にいよう。ふたりで幸せになろう」って、最初っから最後まで同じこと言ってるんですよ。

 しかもビルは感情表現が超ストレート。全身で「お前が好きだよ」って言い続けてる。そういう男役、工藤には良い経験になるだろうなあ…。アサダみたいな意味不明なのじゃなく、ちゃんと心の通った「好き」の表現が体験できる。

 あと芝居面でも、冒頭はただのチンピラみたいな口調でガサツな早口なんだけど、教育を受けるにつれどんどん口調がアナウンサーみたいにきれいになっていき、しぐさも貴族然としてくるのがすごいゾクゾクします。

 楽曲も、すごい印象的な歌がたくさんあるんですが、工藤のキャラクターにすごい合うと思うんですよね。【街灯に寄りかかって】とか、声質的にも最高だと思う。

 こういう底抜けに明るい男役、見たかったなあ。

 昨今のモー娘。の舞台は暗めのお話ばかりでしたが、実は観客を「泣かせる」のって、喜怒哀楽のなかでいちばん簡単なんですよね。

 悲しいのがいちばん、共感しやすいんです。誰かが死んだら悲しいでしょ。それで誰かが悲しんでたらこっちも悲しくなるでしょ。

 笑ったり、楽しませるのが実はとても難しい。でも、アイドルの活動において磨くべきは、その「笑ったり、楽しませる力」だと思うんですよね。こういう雰囲気の舞台はぜったいメンバーのためになる。

 あとタップダンスがあるんですが、殺陣とかマジックとかアクロバットとかよりもよっぽどアイドル活動につながるスキルだと思うので、やってみても良いんじゃないか。

 まぁ、工藤に関してはすべて後の祭りなんですがね……(´;ω;`) かっこよくて明るくて愛にあふれた工藤の男役が観たかったな…… って、それもはや素のハロメンこましてる状態の工藤ですけどね!!!^^ そこからチャラさを抜けばそれはもうビルだよ……

 

サリー:石田亜佑美

 あゆみんのサリー、想像だけでハマり役すぎて震えるわ……

 もう私、頭のなかで完全にサリーをあゆみんで再生できるからね。

 【顎で受けなさい】っていう名曲があるんです。(通称:アゴの歌)これに関してはネタバレするより実際の映像を見てもらったほうが良いんで、ぜひなんとかして初演の映像か95月組アゴの歌を観てくださいとしか言えないんだけど、あゆみんはきっと底抜けに明るく、悲しいアゴの歌を歌ってくれるはず。顔は笑ってんのに、歌声は明るいのに、瞳と声は泣いてんですよ。あゆみんなら絶対できる。

 サリーも最初と最後で大変身する子なので、芝居的にもやりがいあると思う。

 あー、想像だけで可愛すぎて悶えるわ……

 

マリア:譜久村聖

 ビルのお父さんの妹、伯爵夫人のマリア。つまり、ビルのおばさんですね。

別の記事でも話しましたが、ふくちゃんはマリア似合いすぎると思う。年齢はちょっと、いやかなり上の役だけど、それはまあ置いといて^^;

 マリアも可愛いんですよー。イジワルばあさんポジションなんだけど、めっちゃ可愛い。頭のてっぺんからつま先まで貴族の方なので、どっか浮世離れしてて天然なとこがあって。

 品よくナチュラルに高圧的なひとなんですが、そういうのふくちゃんは嫌味なくできると思うのですよ。

 っていうかこんな萌えキャラのおばさんとか……くぅっ……興奮せざるをえん……

 

ジョン卿:飯窪春菜

 飯窪さんにおじさんとか侍女ばっかりさせたくない……のに、なぜか脳内配役でもおじさんや侍女ばっかりになってしまう……

 というわけでジョン卿。おじさんです。男爵です。

 ダンディですがコミカルで可愛いおじさん。そして良いやつ。ビルと歌う【愛が世界をまわらせる】っていう歌があるんですが、はるなんならめっちゃコミカルにかっこよくやってくれるはず。

 ジョン卿はキャラ的にも見せ場がてんこもりでオイシイ。男役2番手の役だしな。

 

ジャッキー:生田衣梨奈

 これも、他の記事で話題に出しましたが。

 えりぽんマジジャッキー。

 ジャッキーはあらすじにもある通り、ビルのいとこにあたります。そして物語開始時にはすでに、同じくいとこのジェラルドと婚約しているのですが。

 「直系の跡継ぎのいないヘアフォード家の財産は全部自分たちがもらえるもんだと思ってたのに、落とし胤のビルが現れたもんだからそれがすべて水の泡。」→「じゃあビルを私のものにすれば、遺産も全部私のものになるじゃない!」という超理論で、ジェラルドをあっさり捨て、ビルに色仕掛けしたり迫りまくったりするんです。

 文字で書くと強すぎますが、これが絶妙に可愛くて、ぜんぜん嫌味がないんですよ。(役者でかなり色は変わりますが)えりぽん絶対似合うから。しかも良い歌いっぱいある。初演ジャッキーは驚異の歌ウマでしたが、勢いと芝居と美貌で押せると思う。あとぜひえりぽんの美脚を利用してほしい。まぁ、アイドル的にNGなシーンがあるんでアレですが……っていうかそもそもミーマイをモー娘。ができる日なんて絶対にやってこないんですが。

 えりぽんの可愛い女の子役が観たいよ~~~~~ 世間一般の「可愛い」とは違うけど最高にいとおしい、って感じのやつ~~~~~~

 まぁ脳内ではいつでも見れるんですけどね……

 

ジェラルド:牧野真莉愛

 ジャッキーにフラれる婚約者のジェラルド。言ってしまえば情けない感じのボンボン。しかも働かない。(働いたら負けだと思ってる) 借金が大量にある。でもいつも明るい可愛いやつ。ジャッキーに酷い扱いをうけているのに「僕は君が好きだ!」とか言えちゃう。たぶんドM。

 まりあはこういう男役もできると思う。ジャッキーとのかけあいの歌【自分のことだけ考えて】というこれも名曲があるんですが、ジェラルドめっちゃ良いキャラなんですよ! これまりあとえりぽんで観たい~~~

 あと【太陽が帽子をかぶっている】も、まりあならめっちゃ楽しくやりきってくれるだろうなー!

 

パーチェスター:横山玲奈

 正直、これが言いたかっただけ、みたいなとこある。

 こちんパーチェスター最高だと思う。

 パーチェスター。ヘアフォード伯爵家の弁護士です。コミカルな物語の、さらにコミカル担当な人。初演は去年お世話になった、未沙のえるさんでした。

 【家つきの弁護士】っていう曲があってな。よこちんのマスコット体型で、この面白すぎる曲をキレッキレなダンスで歌われてみ…??? 最高でしかないやん

 

ヘザーセット(執事):加賀楓

 ヘアフォード家の執事。出番は多くは無いですが少なくもなく、かつイケメン。ヘザーセットほんとイケメン。常に冷静沈着、そして優しさがにじみ出ている。こういうのは加賀ちゃんにやってもらうべき。

 見た目のクールさと内面の真面目ないい子っぽさが、もうモロに加賀ちゃんなんですよ。あ~~~可愛い

 

チーフメイド:野中美希

 読んで字のごとく、チーフメイドです。

 出番は少ないんですが、あの一瞬の歌唱パートでも野中ならインパクト与えられるでしょう。というか、野中のメイド姿が私は観たい。

 

 

 こんな感じですね。一部メンバーは配役がありませんが、あとはおじいさんとかおじさんおばさん夫婦とか、名もない役とかばっかりなので、あえては書きません。

 まーちゃんはジェラルドいけそうだなー。小田ちゃんのサリーも見てみたいけど、うーん、でもやっぱちょっとイメージと違うかな。小田ちゃんはサリーやるには自信に満ち溢れすぎている。

 

 と、長々書いたものの、たぶんこれ読んでもサッパリイメージ伝わらないと思うので、ぜひ作品を観ていただいて、それを脳内でこの配役に置き換えてみてください。すでにミーマイ知ってる方も是非、いろいろメンバー置き換えて想像してみてください。めっちゃ楽しいぞ。

 あ~~~、こういう楽しくてひたすら可愛いお話も観たかったよ~~~くどぅ~~~

森戸知沙希ちゃんモーニング娘。14期加入(兼任)が自分でもびっくりするくらい悲しすぎたので、その理由を自分で考察してみたら泣けてきた。

 タイトルからして一部の人から怒られそうな感じですが、なんかもうホントに悲しくてヤバいんです。

 

 誤解しないでほしいのが、森戸ちゃんに対して文句があるわけではまったくありません。事務所ですよ事務所。何考えてんの?????それとも何も考えてないの?????

 はあー悲しい

 

 

 恥ずかしながら私ライトなファンなもので、カントリー・ガールズ3人が兼任で移籍、研修生3人に新人事、ってことだけぼんやり知って「モー娘。はこないだ13期入ったばっかだし、人材は十分すぎるくらい揃ってるし、さすがに加入はないでしょー」とタカをくくってました。そしたらまさかの森戸ちゃん加入で、あの、ホントに、ホントに、悲しい。

「ちぃちゃんがモー娘。に入ってたらどうなってたかなって思ってたから嬉しい!」

 とか

「ビジュアルエースの誕生や!」

 とか

「これを機に12期、13期にも良い刺激になるといいな」

 などの前向きな意見もたくさん見ましたし、ふくちゃんや娘メンバーの対応への意味不明な批判もありましたが。

 先ほど発表動画を観てきまして。

 私の感想は、ただただ「悲しい。」

 

 何が悲しいって、だってこれってさ、これまで頑張ってきたカントリー・ガールズの活動も、2017年になって13期を迎え、新たな体制で頑張ろうとしていたモーニング娘。のメンバーのことも、どっちもないがしろにしてない?

 

 そもそもホントに、なんでカントリー・ガールズ解体するの??? 意味不明。あんな可愛いのに。グループとして最高に可愛くかっこよく出来上がってるのに。ハロプロのグループのなかでは唯一コンセプトもグループの方向性も定まってたのに!(事務所が妙な方向に行かせようとしてたふしはあるけど、メンバーたちはブレてなかった) ホントにホントに可愛かった。あのなかで森戸ちゃんはすっごい良い存在感だった。グループのバランスもとても良かった。無限の可能性を感じられるグループだった。ももちがいなくなっても絶対に大丈夫だと思ってた。それなのに。

 なんなの???

 ももちのブログでは、なんかうまいこと前向きな感じに言われたっぽく書いてたけど、でもあれって結局は「この3人はもっと金になる素材のはずなのに、カントリー・ガールズのままではいまいち売れない。そうだ、他の知名度あるグループに入れよう。そしたらそっちのグループだって活気づくし話題にも金にもなるだろ」みたいな安易な考えじゃないっすか??????

 

 そしてモーニング娘。に関して言えば、「いまのメンバーでは勝負できない、力が足りない」と言われているようなものじゃない?????

 

 もーーーー書いてて涙出てくる。悲しい。

 結局さ、昨今のハロプロがぱっとしないのはさ、事務所の人間がいちばん、自社のタレントの魅力をわかってないことが原因ですよ。

 カントリー・ガールズは5人でもやっていけます。思ったより売れないとしたら、それは御社の売り方が悪いからです。

 モーニング娘。‘17は、いま新メンバーを加入させる必要はありません。既存メンバーだけで十分戦えます。思ったより売れないとしたら、御社の戦略が悪いからです!!!!

 こんな魅力的な人材だらけなのに、まるで使い捨てみたいになってきてるの、ほんとに悲しい。愛がまったく感じられない。

 

 森戸ちゃんだって、仮にモー娘。でセンターのエースになったとして、これ心の底から喜べるか??? それでモー娘。がすごい人気でて国民的アイドルの名を欲しいままにしても、ほんとに喜べる???? Mステとか紅白に出たりしたとして、カントリー・ガールズで出たかったな」って思わない????

 決まったことだからもう仕方ないです。どのグループも既存メンバーたちは受け入れるしかないし、受け入れるでしょう。新メンバーたちもやるしかないから、精一杯やってくれるでしょう。でもこれ、ほんとに誰が得するの??? 喜んでるファンの人たちは本当に心の底から喜んでるの??? 悲しくなってしまう私が変なの???

 

 ちなみに個人的には、森戸ちゃんにかかわらず、今の大所帯のモー娘。にどんな即戦力(美少女・歌ウマ・踊れる子)入れたって、たいして状況に変わりはないと思ってます。

 だって使い方がへたくそなんだもの。売り方がへたくそなんだもの。

 っていうかすでに、美少女も、歌ウマも、踊れる子もいるでしょ。いまいる子を大事にしてよ。どのグループも同じです。すでにひとつのグループとして動き出して頑張ってる子たちを、大事にしてあげてよ。

 

 森戸ちゃん、たぶん真ん中にくるんだろうなあ。っていうかそれ以外の場所だったら「なんのために入れたの???」って感じだし。でも、ほんとに真ん中になっちゃったら、「いままで頑張ってきてた娘。メンバーはどうなるの???」ってなる。悲しみしかない。誰も得しない。

 

 これが20周年記念の、1年間だけとかの期限付き企画ならまだ良いですよ。でもわざわざ移籍って言うからには違うでしょ??? 残されたカントリー・ガールズの2人はどうなんの??? カントリー・ガールズはどうなるの??? ホントになくならないの??????

 

 もうホント悲しい。悲しいしか言えないくらい悲しい。森戸ちゃんは好きなのに、森戸ちゃんが加わったモーニング娘。を見るのがつらい。応援したいのに、純粋な気持ちで応援できない。

 とりあえず事務所ほんとに頭使って人事してください。

「即戦力いれときゃ売れるだろ」とか思ってませんか???

「売れないのは現メンバーの力が足りないからだ」とか思ってませんか???

「ビジュアルもスキルも足りてない。そうだ、新メンバー入れよう」とかアホみたいな考えで動いてませんか???????

 

 どのグループも見てみてくださいよ。みんな頑張ってるでしょ。みんなそれぞれ良いとこいっぱいあるでしょ。

 ビジュアルは磨いていくもんです。ファンはそういう成長や変化を見るのも楽しいんです。最初から出来上がっているものにはあまり興味はありません。未成熟な姿もまた可愛いものです。

 歌の上手い子も苦手な子もいるのが良いんです。みんな声に個性があり、歌に個性がある。それをうまく利用して愛してきたのが、つんく♂さんの作ってきたハロプロです。

 いまのハロプロ全員踊れすぎてむしろつまらんよ。フォーメーションダンスやめてもいいよ。

 

 あーーーなんか、悲しさと怒りでもう、うまくまとまりません。

 

 とにかく、もっとハロメンのこと大事にしてあげてください。

 クズみたいなドッキリばかり張り切ってないで、もっとやるべきこといっぱいあるでしょ。

モーニング娘。’17の、グループとしてのバランスと某美少女戦士&プリティでキュアキュアな人たちの関連性について考えてみる。※6月27日追記あり

 鞘師が卒業し、’16になってからというもの、ずっと思っていたことがあるのですが。

 

 ‘16以降のモーニング娘。のグループとしてのバランス、ちょっと悪くない?????

 

 悪いというか、すっごいもったいない。だって、みんなどんどんスキルアップしてきてビジュアルも極まってきてて、個々で見たらすごく魅力的なメンバーばかりそろっているのに、グループとしてパフォーマンスするといっきにインパクトが薄まるんですよ。

 例えば最近ではセカパカのやつとかでソロのときは全員びっくりするくらい輝いてるし魅力的なのに、そのパワーが楽曲では発揮できてない気がする!!!

 それはなぜかって??? 私が思うに、グループとしてのバランスが悪いからです。

 

 さて、よくアイドル界隈では、センターが誰だだのエースは誰だのと言われていますが、エースは誰もがなり得るものだと思うのでこの際置いておいて、「センター」というものには、ある種の適性があると私は思っています。

 ただのダンスの立ち位置の話ではなく、グループのバランス内における「センター」は、いわゆる「主人公」的なポジションだと思うんですよね。大人数になったとき、みんなの真ん中でこそ輝ける人。

 それとは逆に、端っこでいてこそ輝ける人、主人公の隣でこそ輝ける人、などなど……いろいろな適性があると思います。そしてそれを活かして歌割やグループとしてのバランスを整えてこそ、ようやく個々の魅力が存分に発揮されたまま、グループとして輝けるのです。

 なので私は、昨今の「センターが偉い(スゴイ・勝ち組)」みたいな風潮、なんだかなあと思います。真ん中だから偉いとか目立つとかそういうのではない。いやまぁ目立つのは確かかもしれませんが、真ん中にいるべき人がいることで、周りの人の魅力が際立つってことが間違いなくあると思ってます。舞台の配役とかでも「ハマり役」というものがあるように、アイドルグループの立ち位置にもハマるハマらないがあると思うのです。主役がいてこそ脇役が引き立つ。逆もしかりです。全員が正しい役割を全うして、全員がエースになる。そしたら全員勝ち組でしょ。

 まぁ某AKBさんみたいに、可愛い女の子たくさん並べて「好きな子選んで応援しろ」って言う開き直ったキャバクラシステムなら、売り上げトップを競うかのようにセンター競わせるのはありだと思いますが、ハロプロはそういうのではなくグループとしての楽曲パフォーマンスあってこその人気だと思うので、そのあたりの役割分担をうまいことできるように事務所が考えてやってほしいなと思ってしまいます。

 

 さてここで突然ですが、みなさんは某美少女戦士と某プリティでキュアキュアな人たちの一番大きな違いって、なんだと思いますか?(人数とかそういうことではなく)

 私は、前者が「プリンセスとそれを守る戦士」であるのに対し、後者は「全員が対等の仲間」であることだと考えます。

 セーラームーン(もう面倒なので言っちゃいます)はあくまで、「月のプリンセスであるセーラームーンと、それを守る戦士たち」。だから、もしセーラームーンに何かがあればほかの戦士は自分の身を挺してでも守ります。すべての出来事はセーラームーンを中心に回り、セーラームーンがいなければお話にならないのです。

 比べてプリキュアは、もちろん仲間がピンチのときには命をかけてでも守ろうとするでしょうが、あくまで全員が対等なのです。物語としての主人公という立場はあれど、彼女たちに「プリンセスと従者」のような力関係はありません。

 さて、なんでこんなことを言っているのかと申しますと、この2大戦う女の子グループとモーニング娘。における各メンバーのポジションって、すごい親和性があると思うんですよ。

 

 私の考えるそれぞれのキャラクターの役割がこちら。

 

セーラームーン型】

うさぎちゃん:センター。真ん中で輝く月属性の主人公。これといった特徴があるわけではないのにものすごい存在感を放つ。どこか抜けたようなところがあるのに圧倒的カリスマ性を併せ持つ不思議な人。

あみちゃん:センターの隣の人。清楚な水属性。ぱっと見の華やかさはないけれどじっくり見るとすごい可愛い。オタク受けが一番いいのがあみちゃんタイプ。

レイちゃん:センターの隣の人。ちょっとキツめの火属性。一見ツンツンした感じだけど実は面倒見が良かったり親しみやすい雰囲気がある。たぶん年長になったとき後輩に憧れられるタイプ。

こちゃん:脇を固める、親しみやすい頼れる木属性。ぱっと見ガサツそうだけど実はいちばん女子っぽい。年長になったとき恋心に近い感じで後輩に憧れられるタイプ。

みなこちゃん:脇を固める、華やかな金属性。ちょっと癖があるので好みは分かれるかもしれないけれど、みなこちゃんタイプが居ると居ないとでは画面の華がぜんぜん違う。

 (あとはここに、お姉さんタイプやミステリアス担当の外部太陽系戦士、さらに個性派のスリーライツ、ちびうさ、セレニティなどが加わる)

 登場回数の多い少ないはあれど、全員が印象を濃く残せる。出番は少ないのに人気がある、みたいなキャラクターがたくさんいる。

 

プリキュア型】

 個性の真逆な2人を中心に、他のメンバーは背景を彩る。(つまり存在感が薄れる)

 (※5人グループくらいまでなら、個性がバラバラな場合は同等の立場で全員が目立って戦えるが、現在のモーニング娘。は大所帯なので無理。)

  

 こう書くと、大所帯のモーニング娘。‘17がグループとして全員をうまく活かすには、セーラームーン型のほうが良いことがわかりますね。

 しかしセーラームーン型にはおそろしい落とし穴もあるのです……。

 ということで、近年のモーニング娘。バランスと、工藤遥ちゃんが抜けてしまうこともふまえ、今後とっていくべき体制について考えていこうと思います。

 あくまで一般人が勝手に考えたものなので、妙なとこもあるかもしれませんが、まぁそういう見方もあるわな、くらいに思って頂ければ幸いです。

 

 世代でオタクなもので、先ほどからの流れでわかるかと思いますがセーラームーンを例に語っていきます。若くてわからない人は是非セーラームーン調べてください!

 ミュージカルもおススメですよ!!!(個人的には初代のアンザムーン時代が至高)

 

 

1. 強すぎた鞘師里保のうさぎちゃん力。

 

 さてさて、近年のモーニング娘。の主人公、つまりうさぎちゃんとして語るに欠かせないのは、やっぱりこの人、鞘師里保ちゃんでしょう。

 まさに真ん中にいるべき存在というか、真ん中で彼女自身が輝くだけでなく、彼女がそこにいることで周りの子たちまで輝かせてしまうという、すごいパワーを持った人でした。

 鞘師が9期として加入する前の体制は、高橋愛を中心としたセーラームーン型でした。(れいなは同等のようでいて、その実はレイちゃんポジションだったと思います)

 そこへやってきた9期の4人。まだ幼く未熟だった彼女たちは、先輩たちに大切に守られながら、セーラー戦士になるための力を蓄えていきます。

 なかでも一番にその力を発揮し始めたのは、鞘師でした。鞘師のうさぎちゃん力は半端じゃなく、まだセーラームーンに変身することもできないのに先輩と同等に戦えるほどでした。

 でもその力の強さに、他の9期が追い付けない……。おそらく太陽系戦士としてそろえられたはずの3人が、なかなかうまくその役割を果たせずにいたのです。それは、キャリアの違いすぎる先輩たちが居たからでもあるかなと思います。もう少し時間があればまた違ったでしょうが、先輩たちにもあまり時間はありません。いつかは抜けていってしまう以上、うさぎちゃん鞘師を守るための戦士をきちんとそろえる必要がありました。

 そこで投入されたのが10期です。力の足りないところを人数で補うようなかたちで、ようやく太陽系戦士がそろいました。

 

 うさぎちゃん:鞘師

 あみちゃん:譜久村、佐藤

 レイちゃん:石田

 こちゃん:鈴木、工藤

 みなこちゃん:生田、飯窪

 

 この後育っていくうえで若干名役割の変わっていく人はいるのですが、加入当初はこんな感じだったかなと思います。(年齢を重ねれば大抵のメンバーは求められる役割が変わっていくので、雰囲気も変わっていきます)

 ここに、前世のプリンセスを守っていた戦士である、新垣(ジュピター)、田中(マーズ)、道重(ヴィーナス)、光井(マーキュリー ※加入当時はサターンでした)が、さらに外側から新しい戦士たちを守っているようなかたちでした。

 そんななか、新垣と光井が抜け、One・Two・Threeで鞘師が完全にセーラームーンとして覚醒し、そして11期メンバー、小田が加入します。

 

 2.小田さくらセーラーサターン

 

 小田ちゃんというサターンが登場したことによって、モーニング娘。の戦闘力はかなり上がりました。

 なんといってもこの小田さくら、加入当初から「ほたるちゃん」ではなく「セーラーサターン」なのです。あんな子どもみたいなのに、もう変身できちゃうのです。鞘師のオールマイティなのにカリスマ溢れる歌声に、れいなの強い歌声、ときおり入ってくるフクちゃんの柔らかな声、さゆの圧倒的な華やかさ。そこに小田ちゃんのミステリアスかつ破壊力の高すぎる歌声がドーン!!!と入ってくることで、それはもう大変なインパクトでした。さすが破滅の戦士。しかもこれ、おかげでみんなの個性も際立つという相乗効果までありました。

 私的にはこのころ(カラフル期)が、いちばんグループとしてのバランスが良かったんじゃないかなと思います。(うまく活かしきれてないメンバーがいるとはいえね)

 

3.れいなが抜けた後。

 

 長いことレイちゃんとして頑張り続けてくれたれいなが卒業してしまいました。

 でもこれは、モーニング娘。としては当たり前の、とても自然な流れです。いつかは卒業しなければならず、そのために次の世代を育ててきたのですから。

 しかし、まだ内部太陽系戦士のバランスがうまく整っていなかった。そこで事務所がとった行動は、内部を育てることではなく、さゆが1人だけ年齢もキャリアも離れていることを利用した「うさぎちゃん(鞘師)とクイーン・セレニティ(道重)2大柱作戦」でした。

 クイーン・セレニティとは、うさぎちゃんの前世であるプリンセス・セレニティのお母さんです。同世代の仲間とならヴィーナスだったさゆですが、年齢が離れたことで役割がクイーン・セレニティに変化していったのは、まぁこれも自然の流れだったかもしれません。

 これはある意味では成功でした。道重という大いなる母のような存在の庇護のもとで、のびのびと過ごす戦士たち。見ていて微笑ましいものもありましたし、道重の腕のなかで、彼女たちはそれぞれの役割をまっとうしていました。しかし。

 

4.大きすぎた庇護の力

 

 さゆが卒業してしまったあと、その強大な庇護を失ったモーニング娘。‘15メンバーは、どうしたらいいかわからずいるような印象でした。

 その腕のなかで安心して過ごしていた内部戦士たちは、まだ変身もままなりません。さらに、右も左もわからない、まだ戦士かどうかもわからない12期メンバーが4人も加入してきました。

 そんなとき、率先して「自分が戦わなければ」と動き出したのが鞘師でした。それについてくるようなかたちで、小田も前へと出てきます。

 でもね。うさぎちゃんって本来は、自分からぐいぐい戦いに出る必要はないんですよ。何もしなくても、敵も味方も自然と集まってくるし、守られてこそ彼女は強くなる。だからこそ仲間を守ってあげることもできる。決して自軍の一番前で矢を受けるようなことになってはいけないんです。そして小田も。本来のサターンは、うさぎちゃんからは離れたところにいます。でも、それでもすごい存在感を放っている、むしろ登場回数が少ないほどインパクトを与えられるキャラクターだと思います。

 でも小田のすごいところは、その変幻自在の器用さゆえに、サターンからマーキュリーへ変身してしまったところ。ちょうどこのころ、佐藤がマーキュリーからヴィーナスへ移行していた時期なので、ごく自然にそこへ収まりました。

 そしてグループのリーダーになった譜久村や、年長になった生田、飯窪も役割が変わってきました。

 

 当時の、モーニング娘。‘15の構成がこちら。(人数が増えて名前がややこしくなってきたので、戦士名で書きます。まだこの時点でも変身できるのは鞘師と小田だけです)

 

 セーラームーン:鞘師

 マーキュリー:小田

 マーズ:石田

 ジュピター:工藤

 ヴィーナス:佐藤

 ウラヌス:生田

 ネプチューン:譜久村

 プルート:飯窪

 

 ここに、まだ何者でもない12期と、不安定な状態の鈴木がいます。

 

5.全員がうさぎちゃんになり得る12期と、確変中のズッキ

 

 私が12期を初めて見たときの感想は、「うわあー、こらまた露骨に美少女ばっかり集めたな……」でした。

 なんでしょうね、バランスなど一切考えない、「とにかく主役を!!!とにかくうさぎちゃんを!!!」みたいなこのチョイス。

 当時はまだ彼女たちも幼く、何者でもない、何にでもなれる、何にも染まってない状態でした。年を経て個性が出てきて、徐々にきちんと役割分担がなされてきたような気もするので、結果的にはとても良かったと思うのですが。

 ところで。

 このころのズッキの不安定さ、ヤバかったですよね。

 もともとは完全にジュピタータイプだと思います。顔つきはめちゃくちゃ可愛い美形だけど、美しすぎてちょっと鼻につくようなとこが無いわけでもないヴィーナスとは違い、どこかホッとするような愛嬌がある。でも、痩せるとちょっとヴィーナス寄りになるんですよね。美しすぎる。

 ヴィーナスといえば、うさぎちゃんの陰で目立たないけれど、実はもう1人の主人公のような存在です。内部戦士のリーダーであり、プリンセスの影武者でもあるのです。

 そんなズッキを、試験的にかご褒美としてかセンターとして使った『Oh my wish!』。それは良いのですが、使い方がちょっと違ったなあ……。

 たぶん事務所的には、工藤と並べることで「どや! うちのモー娘。にはこんな美少女が2人もおるんやぞ! しかも1人は超絶ダイエット頑張ってこの美貌を手に入れたんやぞ!」みたいな感じにしたかったんでしょうが、工藤とズッキは個性ありすぎてお互いにぶつかり合う感じになっちゃうんですよね。それなら間に1人緩衝材として誰かはさむか(あのころの牧野の美少女感すごかったので牧野はさめばよかった。歌割はそんななくてもいいから)、もしくは鞘師とズッキの2人を同等の扱いにして、セーラームーンとヴィーナスの夢の主人公共演、みたいにすればよかったのに! そのほうがズッキの美しさも鞘師の素朴さも際立ち、かつ二人の溢れすぎるカリスマ性に世間が恐れおののいたことでしょう。工藤はその隣にいるだけで十分に存在感ある美少女なので問題ないっす。

 ‘15の不安定さは、ズッキの扱いだけではありません。年齢を重ね、マーキュリーからネプチューンになったはずの譜久村を、まだマーキュリーのつもりでガンガン前に推してくるのです。マーキュリーとしてきちんと覚醒している小田もいるのに!

 ウラヌスネプチューンは、端っこにいるほうが良いのです。それだけでも十分目立つほどの存在感がある。

 ウラネプの美しさって、やっぱり「主人公じゃない」からこそ許されるものなんですよね。あれが主人公だとしたら、ちょっとアクが強すぎる。

 たとえばテレビに出演したとして。譜久村と生田がずっと前で目立ってたとして、そりゃあ見栄えは良いですが、存在感と個性がありすぎて逆にインパクトが薄いというか、お互いに魅力を相殺しあい、しかも他のメンバーの輝きを全部見えなくしちゃう感じなんですよね。

 でもそれが、登場回数の少ないレアキャラだとしたら、いい塩梅にインパクトを与えられるんですよ。「たまに映るこの美女誰……!? えっ、こっちにも美女いる! あっ、もう見えない! どこ!? あの美女どこ!? あ、いま歌った!? 声も超良かった!!!! いまあの美女どこ?!? うわあああああそこで2人並んでる美しいいいいいいい」って感じ。レアキャラになったほうが絶対良い。へたすりゃ主人公よりも人気のある名脇役っているでしょ、あれみたいな感じで。

 話がそれましたが、まぁとにかく、このころのモーニング娘。は、戦士たちはうさぎちゃんを守ろうとせず、うさぎちゃんはほぼ1人で戦っているような印象でした。

 あと、コンサートなどでは鞘師と小田の2人でプリキュア体制をよく使っていたように思います。

 

6.戦いすぎた鞘師

 

 「今すぐ飛び込む勇気」「Oh my wish!」「スカッとMy Heart」のトリプルシングル。

 これを聞いたりMVを観ていると強く思うのが、「あぁ、ここはいつの間にか、鞘師のための太陽系じゃなくなったんだな」ということ。

 鞘師が真ん中にいれば、彼女も周囲も輝く。でも、どこか他のメンバーが、月の庇護を必要としていないように見えました。

 そうして、セーラームーンとして、ときにプリキュアとして頑張ってた鞘師ですが、ついに卒業してしまうことになりました。

 

7.弊害

 

 はい。ここでやってくるのが、長すぎたセーラームーン体制の弊害です。

 ずっとずっと真ん中で居てくれたうさぎちゃんがいなくなってしまった。きっと戦士たちは、うさぎちゃんがいなくてもやっていけると思ってたでしょう。もしくは自分がうさぎちゃんになれる、と思っていたかもしれません。でもね、長くセーラームーン体制でやってきた彼女たちにとって、鞘師うさぎちゃんという存在の潜在的な大きさはものすごいですよ。

 彼女たちを明るく照らしてくれていた鞘師がいなくなってしまったモーニング娘。‘16は、かといって大きく体制を変えることもなく、ただ「うさぎちゃん不在のセーラームーン」のようなかたちで存在していました。

 これね、ここが第一の失敗ですね。

 ここでもう大きく体制変えりゃあ良かったんですよ。

 っていうか、今すぐ飛び込む勇気』でできてたじゃん! 新しい体制作るのかなって気配があったじゃん!!! あれ見ると鞘師がかなり異質に思えてちょっと切なくなるのは、鞘師以外のメンバーでうまいことバランスが取れてしまっていたからだよ!!! 鞘師がうさぎちゃんではなく、プリンセス・セレニティに見えるからだよ!!!

 野中を新しいうさぎちゃんとして真ん中に迎える。でもまだ変身もできないし、自分がセーラームーンだという自覚もないから、影武者であるヴィーナスのまーちゃんが矢面で支える。ウラネプの生田・譜久村の使い方も良かったし、小田はサターンの役割に帰れたし、外部とヴィーナスがしっかり守ってくれてるから、他の内部戦士はこれからじっくり育てていけばいいか、なんて思えるくらいにはうまいこといってたんですよ!!! まーちゃんとちぇるのお互いがお互いの良さを引き立て合う感じにゾクゾクしたんだよ!!!

 なのに‘16になったとたん、せっかく見つけたはずの月のプリンセスを逃してしまって、なぜかヴィーナスとサターンが2人で戦ってる。そしてネプチューンがまたガンガン前に出てくる。アクが強い! アクが強いのよ!! 内部戦士たちもみんな、うさぎちゃんがあってこそ、その個性が柔和されていたんです。でもうさぎちゃんがいない今、ガチャガチャしてる。個人個人はとっても魅力的なのに、個性がケンカし合ってる!

 

7.体制としてはかなり良かったはずの『そうじゃない』

 

 前回のシングルではかなり心を砕かれたものの、『そうじゃない』でようやく、ようやく! 新しいモーニング娘。の道が開けたような気がしたんですよ!!!(それなのに……というのは、また後で)

 

【ほぼ理想的だった『そうじゃない』体制】

 

 うさぎちゃん:牧野

 マーキュリー:小田(サターンから一時的にまたマーキュリーに変身してくれた)

 マーズ:石田

 ジュピター:工藤

 ヴィーナス:佐藤(まーちゃんヴィーナスは本当に良い仕事をする)

 

 個人的には、ネプチューン(譜久村)とマーキュリー(小田)の分量が多すぎるので、そこをもう少し減らしてジュピターや、他のまだ何者でもない12期の子たちにも歌割を与えて、そこから新しい世代の内部戦士を育てていくべきだったなと思います。

 この「そうじゃない」の内部戦士は、あくまで前のうさぎちゃんである、鞘師の戦士たちです。いわばカラフル期のように、前世のプリンセスを守っていた先輩戦士たちが、新しく生まれ変わった戦士たちを守って育てているような状況です。別に世代交代することを前提の話ではありません。これで牧野が覚醒して早い段階でセーラームーンになってくれれば、先輩たちとすんなりなじむことだってできたはずなんですから。

 ちなみにムキムキは、私的にはいちばんのアカンパターンです。誰も目立たないし印象に残らない。それぞれの役割が完全にくちゃくちゃです。単純に歌割を平等にすれば全員が目立つというわけではないのです。

 

8.そしてやってくるプリキュア時代

 

 まだしっかりと次のうさぎちゃんが確立しなかった‘16。それどころかコンサートではサターンネプチューンのほぼ独壇場。

 小田ちゃんとフクちゃんって、声質も歌の質も、ちょっと近いものがあるんですよね。二人とも同じ外部の戦士、しかもマーキュリー素質持ちということもあって、ちょっと、いやかなり近い。なもんで、2人がずーっと歌ってると、印象がボヤけてしまうというか、これもまたお互いがお互いの良さを相殺し合っているというか。鞘師と小田ちゃん、鞘師とフクちゃん、というように、質が真逆の人とならお互いの良さを引き立て合えるんですが……。牧野という良いうさぎちゃん候補も、ほったらかしにされてしまってますし。(っていうかシングルはまだしもコンサートはもっと冒険しろよ。歌苦手な子にも積極的に歌割まわしていかないと、経験つまないと成長できないよ。)

 おいおいどうすんだよと思っていた矢先。

 

 13期加入。

 

 おいおいおいおいどうすんだよプリキュアきちゃったよ!!!!!!!

 え、これホントに、どうするの??? どうするつもりでこうしたの????

 いや、まぁこれは考えようによってはモーニング娘。にとってかなりプラスなんですけどね。

 

9.ふたりはプリキュア!!!

 

 いやー、13期、プリキュアですね。どう見てもプリキュアですね。

 最初にお話ししたとおり、プリキュア型の条件として必要なのは単純です。「メインの二人が真逆の個性であること」たったこれだけ。

 そしてBNMのMVをご覧ください。あらまあ、もうこれ完全にプリキュア型ですよ!出来上がってる!!! 13期が真ん中にいるだけで画が出来上がってる!!! なんかそれっぽく見えちゃう!!!

 ただこのプリキュア型、これにも弊害はあります。これも少し冒頭で触れましたが、プリキュア型はメインの二人以外の存在感が完全に薄れちゃうんですよね。というかもう言ってしまえば存在意義がなくなる。他のメンバーの個性はほぼ死んでしまうんです。華やかなだけの彩と化してしまう……

 『ジェラシージェラシー』とか見てくださいよ、13期ほぼ歌ってないのに存在感ヤベエでしょ。「ジェラシー」だけで食われかけてるでしょ。まーちゃんというヴィーナスを失ってることも原因のひとつですが……。だから野中もうさぎちゃんとしての役割が果たせずにいるし、ネプチューン推し過ぎだし…… いやジェラシージェラシー好きだけどな。リズムが癖になりますよね永遠に聴いてられる。

 

10.今後の体制について

 

 さて、今後とるべき体制ですが……。

 個人的には、『プリキュア型』、『牧野セーラームーン型』、そして『野中セーラームーン型』の3パターンをうまく使い分けていくことを提案したいです。

 

モーニング娘。‘17  プリキュア型】

 

 加賀と横山を真ん中にすえるプリキュア型。サポートメンバーとして小田、佐藤を使い、譜久村、生田、飯窪で固める。(BNMはほぼこれに近いですね)

 小田と佐藤は13期と個性がかぶらず、2人のスキルや経験不足をうまくカバーしてくれるでしょう。さらに譜久村、生田、飯窪というお姉さん要素で華やかさもアップ。年齢もキャリアも離れているので、この3人ならプリキュアにつぶされない。

 

セーラームーン型 牧野バージョン】

 

 セーラームーン:牧野

 マーキュリー:野中

 マーズ:石田(加賀)

 ジュピター:工藤(加賀)

 ヴィーナス:佐藤

 ウラヌス:生田

 ネプチューン:譜久村(尾形)

 サターン:小田(羽賀)

 プルート:飯窪

 ちびうさ:横山

 星野光(スターライツ):加賀

 大気光(スターライツ):尾形

 夜天光(スターライツ):羽賀

 

 はい。こんな感じ。突然のスターライツで驚かせてしまったことでしょうすみません。

 牧野と野中、どちらがうさぎちゃんでも構わないんですが…… そしてこのところの事務所の動向をみれば、野中をうさぎちゃんにしようとしてるのは明らかなんですが(舞台の配役や新曲の歌割などをみて)、でも野中は本質的にはマーキュリーなんじゃないかなと思うので、まずはこれが1パターン目としておススメしたいですね。

 工藤のジュピターの後をつげるのは、いまのところ加賀ちゃんしかいません。でも加賀ちゃんは牧野うさぎの代のマーズになり得る存在だとも思うので、これも悩ましいところ。加賀ちゃんはどっちにもなれちゃいますね。

 他の戦士はみんな前世からの人々ですが、牧野うさぎはそのなかでもちゃんと輝けるので大丈夫。

 横山はどう考えてもちびうさ。でも、育て方によってはサターンにもうさぎちゃんにもなれる。(ただしうさぎちゃんにするには内部戦士のバランスをとるのがかなり難しくなる)

 スターライツの3人は、加賀ちゃんの現時点での魅力を活かすにはこの布陣しかないなと。この3人はサイボーグ系の美しさなので、こういうポジションがすごく似合う気がする。主人公に対立する立場でレアキャラだけどオイシイとこかっさらってく感じね。

 でも、工藤が抜けてしまったあとの加賀ちゃんはもうスターライツにはなれないので、必然的にはーちんとあかねちんもポジションチェンジしないといけない。

 はーちんはネプチューン路線で育てるのが良いかな……。あかねちんはサターン目指して歌声を磨いていってほしい。

 

 もしくは、もっと先を見越して12期を中心に内部戦士をつくっていくなら、こうですかね。

 

セーラームーン型 野中バージョン(仮)】

 

 セーラームーン:野中

 マーキュリー:尾形

 マーズ:加賀

 ジュピター:羽賀

 ヴィーナス:牧野

 サターン:横山

 

 現状ヴィーナスやれるのは佐藤だけなんだけど、牧野は野中がうさぎちゃんならヴィーナスになれると思うので、まぁいけるでしょう。

 でも、先輩たちもキャリアは長いとはいえまだまだ若いし、きっとまた新しい子も入ってくるから、ここまで焦って先を見越す必要は無いと思う。試験的に1曲くらいこういうのを試してみるのはいいかもしれないけどね。先輩たちを完全に外部戦士と前世戦士として扱ってさ。

 あと、なにも私はうさぎちゃん至上主義というわけではありません。基本をこの3パターンでまわして、たまには外部戦士(サターン、ウラヌス、ネプチューン、プルート)中心でミステリアスに大人っぽい楽曲やってみたりとか、そこにちびうさ投入して可愛さ際立たせてみたりとか、ちびうさ闇落ちさせてブラックレディにしてみたりとか。スターライツメインでただただクールな美しさを前面に押し出していくのも面白いですね!(個人的にあかねちんは子供っぽい髪型させるより超クールな美貌を活かしたヘアメイクにして、でもしゃべると子供、みたいなギャップ萌えキャラを推したい。最近思春期でちゅうに病始まってしまったのかちょっと強めのキャラになっちゃってるのもったいないぞ……まだまだ可愛げで押してってほしい……)

 いろいろと無限の組み合わせで楽しめるグループ編成。それによって楽曲のイメージをがらりと変えることもできますよね。

 シングルでもコンサートでも、せっかくなら全員の魅力が発揮されるほうが良いよなぁと思います。だって新曲を出すのって、ファンに向けてだけではなく、新たなファンを作るためにも世間に発信するんですもんね。そこで特定の誰か2,3人だけが目立っていたって、その子たちを気に入るひとがファンになるだけだけど、全員が魅力的に見えれば、全員それぞれを気に入る人がファンになるんだもの、単純に母数が増えるしね。

 

 ……と、ここまで長々書いたものの、果たしてうまく伝わったかどうか不安になってきました。

 もしかしたら私がオタク気質だからこういう風に思うだけなのかもしれないし、世間の人々はそんなバランスどうこうなんてどうでもいいのかもしれない。

 でも、なんだかグループがぼんやりしてるなあ、もったいないなあと感じるのは確かなので、ちょっといろいろと考えてみました。ま、一般人がこんなところで考えたってどうにもならないんだけどね!

 

 現在のモーニング娘。‘17は本当に美人とかわいこちゃんばっかりで、しかも個性派が揃いまくってるのにその魅力がうまくアピールできてない気がしてとにかくもったいない! なんとかして!!!!   という記事でした。

 

(※6月27日追記)

 

  カンガルとの兼任で、森戸ちゃんが14期として加入……だと……!?

  まさか、まさか、こんな大所帯でただでさえ全員うまく活かせてない状態のモー娘。には追加メンバーなんてないと思ってて、移籍うんぬんの話題は知ってたけど関係ないことだと思ってたんでほんと唖然です……

 

  かなしみがやばいです……やばすぎるのでこの悲しみについてはひとつ記事として書こうかなと思います悲しい……

元役者が、いまさらながら「演劇女子部『TRIANGLE-トライアングル-』」について、役者視点で語ってみる。

 こんにちは。

 前回『続・11人いる!』についてうるさいくらい語りまくりましたが、その後やっぱり『トライアングル』へのモヤモヤも語っておきたいな、と思い、DVDを引っ張り出しました。

 そしてαから改めて視聴したのですが……もうこれやっぱり観るのがつらい…

 なにがつらいって???

 

 役者がすっっっっげえ芝居やりづらいだろうなっていう脚本と演出だからだよ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 というわけで、今回の記事は『続・11人いる!』の感想と比べ、ものすごい辛口になります。でもそれは役者に対するものではなく、脚本と演出に対してです。メンバーはみんながんばってた!!!ほんとに頑張ってたよ!!!!

 もちろん私はただの元役者であり、プロの脚本家でも演出家でもプロデューサーでもありません。偉そうな口をたたける立場でないことはわかっています。しかし、元役者だからこそ、黙っていられない。だって役者が可哀想なんだもの……!

 

 

 

 

 まず、この『TRIANGLE-トライアングル-』という作品の良かった点。

 

・サクラ姫が圧倒的に可愛い。

・キリが圧倒的にイケメン。

・スワスワとリベットが可愛い。癒される。

・オープニングのテーマ曲は良かった。(もっと歌いやすいキーと歌詞を考えてやれよとは思ったけれど)

・生演奏すてきですね。

・市場の人々のシーン。

・みんな頑張ってた。ほんとにすっごく頑張ってた。それが伝わった。

 

 

 続いて問題点。

 

・それ以外のすべて。(主に脚本・演出・楽曲・振付)

 

 

 

 はあー、もう、ね。どこから話せばいいのやらわからんくらい問題点に溢れてるんですけどね。

 簡潔に言うと、「脚本と演出が、役者をぶっ潰してる」んですよ。

 脚本と演出が重しになって、役者が身動きとれてない。息ができてない。リリウムではあんなに生き生きとしてたはずの役者としての彼女たちが殺されてる!可哀想に!!!

 もう一度言います。役者に罪はありません。まったくありません。彼女たちは頑張ってた。ものすごく頑張ってた。あの脚本と演出では、あれが最善のかたちです。でも舞台としては、残念ながら学芸会レベルと言わざるをえないでしょう。

 この子たちの力はこんなもんじゃないのに。もっともっといい芝居ができるのに! そう思うと悔しくて仕方がなくて、ぬあああああってなります。

 

 

 

 では具体的にどこが問題なのか、まずは根本的なところを3つあげますね。

 

 

1.そもそもαとβの2パターン作る必要が全くない

 

 これ、β、必要か?????

 いやいらないでしょ。

 βのほうは脚本がクソすぎて、ほんとに怒りしか出てきません。

 いらないよこれ。アサダの視点で読み解く??? いらないいらない。語らぬ美学もあるもんです。そもそもがαを前提とした演出、展開なので、そっち観てないとサッパリだし、観てたとしてもほぼすべて蛇足です。

 αのほうがまだ舞台としてまとまってますが、無駄なシーンや楽曲がありすぎて、それなのに必要なところがぜんぜん掘り下げられてないので、無駄なとこ省きまくればβとひとつにまとめられたでしょ。変に2パターン作るから役者もやりづらいし負担ばっかり増えるし全然いいことないよ!!!! 良いことといえばチケットが売りやすくなって事務所が潤うだけだよ!!!! 役者が可哀想!!!!!

 

2.メインがサクラとアサダの恋物語なのに最終的にそれぞれ別の人間とくっつくのが最高にモヤモヤする

 

 いや、別の人とくっつくのはいいんですよ。うまいことやれてればね。

 でもぜんぜんうまいことできてないでしょ。

 っていうかアサダが全くいい男じゃないことが大問題。そしてローズウッドさんが嫌な女に見えちゃうのも大大大問題。これすべて脚本と演出のせいですからね!!!!!!!!!

 そもそも物語の根本から変えるべきだなと思うので、それについては最後に代替案を考えようと思います。

 

3.楽曲が観客の気持ちを萎えさせる

 

 歌詞なんとかしろ。

 「アサダが~ アサダを~ アサダしか~」はさすがに笑える。いやむしろ笑えない。

 っていうか前回の記事でも言いましたが、ミュージカルにおける楽曲は台詞です。人物の感情が高まったとき、その感情が歌になるんです。それなのに、なんでこんな意味不明なとこで歌わせるんだよ!!! あとミュージカルなんだからちゃんと「台詞が歌になった」体でメロディつくってやって!!!! 突然のポップス違和感しかないぞ!!!! あとキーはさすがに合わせてやれ!!!! アサダに高音歌わすな!!!!サクラもキーあってないぞ!!!! あと手つないでぐるぐる回らすな!!!お遊戯会かよ!!!!!!!!

 

 

 という感じに、こんな根っこのとこからヤバいんですが、もうなんかどう書けばいいかわからないので、αを基本にして冒頭から順番にツッコミどころをあげていこうと思います。

 

 

 

・冒頭。サクラにとって「スワスワにさわれた」>「アサダと手をつなぐこと」なのがそもそもの大問題。

 (中盤でサクラが「スワスワにさわれたから心が浮き立ったんじゃない 私が嬉しかったのはアサダとつないだ手」と説明的に歌ってますが、インパクトが弱すぎる。サクラがアサダを好きだと気づくきっかけ(観客もサクラ自身も)はあそこしかなかったんだから、もっと印象付けさせるべきだった)

アサダ「この手は絶対に離しませんから

そう言っといて肝心なときに離すって皮肉にもほどがある。ていうかこれアサダの印象悪すぎるやろ。

・絶縁体うんぬんの話。

 秘密って言われたのにサクラ様すぐ言うてもうてるがな……(しかもそれをアサダがけっこう当たりきつく責めるもんだからまたアサダの印象が悪い)

・サクラが自分の恋心に気づくきっかけがソコジャナイ。ゼータに「まさか心に決めた人がいるのか?」ときかれて意識するのも失敗だし、その後サクラがいろいろな婚約者候補を考えて最終的に「アサダ!?」ってなって恋心に気づくって……まるで消去法で考えていったらアサダが一番イケメンだなって思って「私の婚約者がアサダだったらいいな」ってなっただけみたいに見えるわ……

 それならちゃんと、サクラがアサダを意識するための、2人の絡みのシーンを入れるべきだった。

 ていうかあの回想笑えるから   いやむしろ笑えん

・キリ様の外交が平和的じゃなさすぎて、鉱物に含まれるユプシロン云々がまったく説得力無い。あとフィラメントヴィータは無駄すぎる。アサダじゃなくても無駄遣いだと怒る。(ただしこの物語においてアサダがフィラメントヴィータについて言及するときはすべてただの八つ当たりなので、それもアサダの株を爆下げする。アサダもっとスワスワのこと大事にしたれ)

・天のお告げ、ていうかアルファ星こわすぎ問題。

 留学なんてしたくないって言う子に、「天のお告げは絶対。それに逆らったら二度と勉強させてもらえなくなりますよ」て……怖すぎ……どんな恐怖政治や……

アサダの三段活用やめろ。(※前述)

・あのぽっきり折れたサクラの靴のかかとは、なんの道具もなく「わけもなく」直せちゃうのか?????

・スワスワとは怖がらず手をつなげるのに、サクラはなんでそんなにヴィータ人を嫌ってんねん

 ちっこいころに血だらけのキリのもとへ(ミルクと混同してた+正気じゃなかったにしても)飛び込んでったりするくらいなんだから、サクラは絶対根っからめちゃくちゃ優しい子でしょ。心を読まれることをそこまで嫌う意味がわからん。そういうキャラじゃないでしょ。 もともとアサダのことが好きで、それを周りに隠していて、それを知られたくないがゆえにヴィータ人を避けてるならわかるけどね!!!!!

・ローズウッドに「サクラ様、あなたはご婚約される御身なのですから」とか言わすな

 小田ちゃんからは女の執念がにじみ出すぎてるからこわいねん……アサダをとられたくないがゆえの行動に見えるねん……「ね?アサダ」「アサダ、あなたにお話があるの」が怖すぎるねん…… そもそも小田ちゃんにローズウッドみたいな役さすな

・市場のシーンはほんと安定している。というか娘。メン以外の子たちがしゃべると安定する^q^ ブナくんかわええのう

・新聞はなんで小道具用意せんかったんや。途中で新聞消失したがな

・ローズウッドが「ヴィータ人は常に争い事を好み殺戮を繰り返す」とかってキリの株を下げてるくせに「そんな風に疎まれてはキリ様が可哀想です」とか言ってて怖すぎる

・だから、サクラの回想でアサダが走りぬけてくのやめろおもしろすぎる

・なんでローズウッドに「あなたは王女なのだから」とか「あなたがお告げを断ったら、その報いは永遠の亡国」とか言わすねん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!あほか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 これ!!!!!!これがローズウッドさんが嫌な女に見える最大最悪のポイントですよ!!!!!!!

 自分が天のお告げ断ったゆえに永遠に独身なのよ、って語るのはまぁいい。いやそれもなんか牽制っぽいというか、哀れを誘ってサクラとアサダの中を引き裂こうとしてるみたいに見えるけど、でもこれ、「私と違ってあなたは王女なのだから」って、ローズウッドさんに一番言わしたらアカン言葉やろ!!!!!!!!!

 「ちいさいころからのご学友として」?????なに言ってんの?????これ完全に星の人としての言葉でしょ??????つまり「おまえにはこの星の未来がかかってんだから我慢しろ」ってことでしょ????? 友人だったらサクラの心を一番に大事にしてやれ!!!!

 そしてここにはもう一つ、『サクラの成長物語』としての問題点もあるんですよね。

 「この星のためにわが身を捧げる」んでしょ!? それが本当にただ犠牲になるだけか、サクラが王女としての自覚をもってわが身を捧げるのかでは大きな違いがあるんですよ!!!!

 サクラが自分で「私は王女なのだから、この星のために生きなくては」って思う流れにするべきだろどう考えても!!!!!!

 あとローズウッドさんが「女王様のお告げに背いたら二度と結婚できなくなる」ことと「サクラ、あなたには私と同じ道を選んでほしくない」とかで泣きすぎてて、まるでローズウッドさん自分がした選択を後悔してるみたいに見えるがな。ちゃうやろ。ローズウッドさんはアサダが好きだから、その気持ちをつらぬくためにも結婚を断ったんでしょ???べつに後悔してないでしょ????え、後悔してんの??????

ユプシロン中毒サクラこわすぎ。アルファ星ぜんぜん幸せちゃうな……

・お目覚め祭での「今わしを女王と呼んだか」「はい」「そうか……決心してくれたのだな」がイミフ。イミフ!!!!!!

・イオタと王のくだり多過ぎ問題。

 このお二人の話、物語にまったく必要ありませんから!!!!!!!

 「イオタよ~~~ 聞いて~~おくれ~~」て!!!!!!!!!歌詞が陳腐すぎてヤバい

・絶対離さないと言った手を離してしまうアサダがクズに見えるクズ演出

・ローズウッドさん、「いいえ、彼には咎はありません、不用意に声をかけて驚かせてしまった私に責任がございます!」て……いやいやあんたべつに声かけてへんやろ……何言うてんねや……

 嘘ついてまでかばうことで、なんかローズウッドさんが押しつけがましい女になってて怖い。「私がお傍についていなかったばっかりに」でええやろ……

 このシーンのせいで、ローズウッドさんがサクラの身を案じること、ひいてはサクラを危険なめに遭わせてしまったことより、アサダの身のことを案じているのが明らかになっちゃってるので、よけいにローズウッドさんが嫌な女になってる。

・気付け薬なんで小道具ないんや。(デジャヴ)

・リベットは天使。

・アサダのこと探して追っかけるときの歌、いらんやろこれ

 ていうか歌詞でアサダアサダ言い過ぎ

・アサダがとことん自分勝手というか、利己的でむかついてくる。勝手に「私たちは恋人同士なので手を繋いでいます」とか言ってるけど、これローズウッドさんのこともまったく大切にしてない言動だからね。

サクラの成人の儀のとき、なんでサクラにお着がえさせてあげへんねん!!!!!ベールだけじゃなくドレスも替えてあげたらいいのに!!!!!!サクラの可愛さもっと演出として利用していけよ!!!!!!え!?そのあとでロリサクラになるためにお着替えがあるから演出的に難しいって!?!?なんとかしろ!!!!!

・ゼータからの話の内容がクソ。あれって結局は「天のお告げの言うこと聞いとけば最終的にはたぶん幸せになれるからおとなしく諦めろ」って言ってるようなもんでしょ?????こわすぎ

・「感電させるよりも、心を読む方がつらかった」?????? キリ様なんかもっともらしく言うてるし、サクラも「まあ…アサダ…」とか言ってるけど、え????冷静に考えて???????   ク ズ や ろ 

 これってつまりアサダはサクラのことよりも自分の心のほうが大事だったってことですからね!!!!!! まぁアサダ、なんてクズなの!!!

・しかしキリ様の歌は最高なので、サクラの表情の演技も相まってここで一気に感動させられる。

・そして満を持してやってくるキリの回想シーン。この舞台のなかではとても良いシーンなんだけど、このシーンがはさまることでサクラは気持ちが途切れてめちゃくちゃやりづらかっただろうなと思う。あのまま、アサダに会いに行く気持ちでハケたまま、アサダのもとに行かせてやってくれよ…!!!

 しかし、おじロリとおねショタみを同時に感じられる奇跡の組み合わせ、それがキリサク……物語どうこうを置いとけば最高に萌えます。でも物語どうこうを置いとけないよひどすぎて

・サクラは一応、アサダへの気持ちに決着がつきました。じゃあアサダは??? すべて不完全燃焼のまま、妥協したみたいにローズウッドさんと手をとりますよね。キリとサクラが、サクラの自己犠牲のうえでとはいえきちんと未来へ向かって歩んでいけそうな気配のするなか、アサダとローズウッドさんはもうこれアカンやろ。このままいくとアサダは絶対DV男になるぞ。

 

 と、すっげえモヤモヤした気持ちと、「サクラとリンディが可愛かったな。あとキリ様はイケメンだった。ただしアサダ、てめえはダメだ」だけが感想として残るという、物語として、そしてアイドル舞台としてもダメダメな仕上がりになってました。

 

 あとβに関してもちょっとだけ触れましょうかね。

 

・オメガ奴隷て……さらっと言ってるけど早々にめっちゃこわい言葉出てきてるでこれこわすぎやろ

・なんかすべてが「実はアサダのナルシーな妄想でした」感あってこわい。

 しかも単純なアサダ視点というわけでもなく、どうやらパラレル設定らしいですね???おいアホか、なんでそんな萎えること言うんや。どうせパラレルにするならアサダとくっつくバージョン、キリとくっつくバージョン、くらい変えていけ!!!

・ローズウッドの心情が言葉で聞こえる分、余計にこわすぎる。

「アサダ、あなた、いつもそう……」「いつもサクラ様のことをまっすぐに見ているのね…」「アサダ、あなた、サクラ様のこと……」 こ わ す ぎ

 こりゃあアサダ病むわ……人の心なんて読みたくないって思うわ……自分が好きでもなんでもない女から「好き」「好き」って常に言われ続けてるようなもんだもんなこわいわ……そういう意味では筋は通ってますがアサダがローズウッドのこと大切にしてないし好きじゃない感もひとしおなのでクズに見えるのは変わらない。

 ていうかアサダはローズウッドにホントに優しくないのに、ローズウッドさんはなんでアサダのこと好きなの????そのへんのエピソードも足りなさ過ぎてまったくわからんよ。顔???顔なの????なんならチーク卿のが、スワスワのこととか改心さえすればローズウッドさんのこと大事にしてくれそうやで???

・サクラの芝居がαとβで明確に違うのがとても不気味。

 (これはおそらくパラレルワールドうんぬんをあゆみんが上手に表現しすぎてる故なんだろうけど、とにかく不気味。こわい。アサダの目から見たらそういう風に見えてる、みたいなことなんだろうけどこわい。こわい)

 

 

 という感じですかね。

 αにはイライラポイントが多数。そしてβでは、そのイライラポイントにさらに不気味ポイントが加算されて、最終的に「もう観てられない…」てなります。(じゃあ観るな、というツッコミは無しでお願いします)

 

 さて、ここまで書いたところで、この数多の問題点を改善するにはどうしたらいいか、私なりに考えてみました。それがこちら。

 

 

 無駄に『TRIANGLE-トライアングル-』とか言ってかっこつけんのやめて、単純に、「恋に恋してた幼いサクラ姫が、失恋を経験して、そのなかで本当の愛を知っていく」物語にすればよかったのでは???

 

 サクラ姫は最初っからアサダに恋してる設定で良かったんじゃないの? いちばん身近にいる男性で、かっこよくて、すこし年上の優しいお兄さん。そりゃあ好きになるしかないっしょ。

 そんでアサダはあくまで「サクラの初恋の相手」に徹するべき。サクラのことを可愛いと思ってても、それは妹みたいな存在だからで。何かがどこかで違えば恋になることもあったかもしれないけど、身分の違いもあるし、手を出す気なんてまったくない。

 ローズウッドさんとアサダは最初からお付き合いしてる設定で良かったじゃない。まだまだ幼いサクラには言ってなかったけど、大人な二人は恋人同士でした、で。サクラのことを可愛いと思っているからこそ、傷つけたくなくて内緒にしてました、のほうがまだ印象良いわ。

 そんで恋に恋してたサクラは、本当に自分のことずっと大切に思ってくれてたキリの想いに触れて本当の恋を知っていくんですよ。そういうありがちなラブコメみたいなので良かったよ。っていうか最初はそういう設定だったんちゃうんか???フラメンコ踊ったあとのやりとりとか、キリ様にからかわれるあたりはそれっぽい空気あったけど

 最終的にサクラはアサダに想いを伝えて、でもそれはほかの誰にも知られず心のなかで秘密にしていく。でもキリだけはそれを知ってるうえでこれから先ずっと傍に居るし、ローズウッドさんも、アサダがともすればサクラのこと可愛いと思ってるの知ってるうえで、それを許して傍にいる、みたいな…… そういう大人のアレをさ!!!!アレしてさ!!!!!!

 なので、サクラはもうちょい子供っぽい、やんちゃなお姫様みたいなキャラクターで良かったし、ローズウッドはいっそフクちゃんがしっとりとことん大人っぽくやるべきだったし、アサダは嫉妬心むきだしのガキじゃなくてサクラにとって手の届かない優しいお兄さんであるべきだった。子供たちのドロドロした恋愛事情なんて見たくなかった。

 

 あーーーーーなんかもうまとまりません。

 でもホント、みんながんばってました。もっとうまいことやってあげたら、みんなもっと自分の役に誇りをもって、大切に芝居できたろうになあと思います。

 

 

 最後に、キャストの個別感想です。

 

 

【サクラ:石田亜佑美

 可愛い。とにかく可愛い。もうこの舞台の一番の見どころはサクラが可愛いということに尽きるんじゃないかってくらい可愛い。

 オープニングの笑顔なんじゃあれ可愛い。はあ~~~可愛い。

 でも可哀想に、完全に脚本と演出につぶされてましたよね。せっかくの主役、もっとのびのび演技させてあげたかったなあ。

 役作りも可愛かったけど、あまりに良い子ちゃんになりすぎてて、さっきも言いましたがもうちょっとヤンチャなお姫様でも良かったなと思います。ローズウッドさんとも対比が出てくるし、キリにからかわれたときの怒る感じとか、もっといろんな感情がのびのび出せたろうに。あまりに記号的な「可愛いヒロイン」になりすぎてました。

 だが本当に可愛かったので、最終的に「もう可愛いからなんでもいいや」ってなります。

 私がトライアングルを文句言いながらもたまにリピートして観てるのは、ひとえにサクラ姫の可愛さを堪能するためです。あ~可愛い。

 

【アサダ:工藤遥

 この舞台において一番可哀想だったのが工藤です。

 なんじゃこれ…やりづらいにもほどがある…… 私が工藤だったらもう、不完全燃焼すぎて病みますよこれ。自己嫌悪でしにたくなる。ずーっとずーっと心残りになる。だってアサダ意味不明やもん。こんな意味不明なやつイヤやもん。

 悪役であれヒロインであれ、そいつがどんな悪いやつでも、自分のなかで役として納得がいけばやりきれます。でもアサダの意味不明さというかクズさは、完全に納得いかないやつなんですよね。これ演じるうえでホントきついんですよ。たとえるなら、自分が不良品だと知ってる商品を他人に「これすごくいいんですよ」と笑顔でおススメして売りつけなきゃいけないみたいな罪悪感。なんで私これやってんだろ、っていう疑問がついてまわる。確実にメンタルやられます。

 ほんとに、ほんとにやりづらかったろうなあ。

 サクラとアサダは、一応この舞台の主役であるにもかかわらず、ぜんぜんドラマがない。感情を高めるエピソードがぜんっぜんないんですよね。それを彼女たちは無理やり自分のなかで感情を膨らませて演じようとしてるのが伝わってきて、もうね、痛々しくて見てられなくなります……

 これも演出の問題ですが、もっと極端に好青年な優男でも良かったなあ。キリにつっかかっていきすぎてた。サクラにもあたりがきつく、ローズウッドにも優しくない。そのあたり、観てると「ああ、アサダってほんとにヴィータ人の血が入ってんだな」って思えるので、つじつまは合ってるけど、この物語においてのアサダの役割は『サクラにとって手の届かないパーフェクトイケメンな高嶺の花』であるべきだったので、ちょっと人間くさすぎて役割がちゃうかったな……

 でも仕草や振る舞いや歌や台詞まで、見事に男性だったので、たいしたもんです。こんなクズな役なのにかっこよかったよ!!!でも脚本と演出次第でもっとかっこいい役になったはずなのにな!!!可哀想に!!!!

 

【キリ:鞘師里保

 圧倒的イケメン。

 キリに関してはもうイケメンとしか言えない。なぜかって??? 役割的に物語においての存在感が薄かったからです。鞘師の演技力でイケメンだから印象が濃かっただけのこと。

 アサダとのエピソード削って、もっとキリとサクラのやりとりを増やすべきだったよマジで。

 しかし鞘師が歌うといっきに心がもっていかれるので、そこだけで感動させられる。おそろしいパワーだ。

 

【イオタ:譜久村聖

 圧倒的ママ。

 ハマってはいたけど、物語としてはほぼ主軸にかかわらない役……なのにも関わらず出番を増やすためかソロ曲多め。でもそれも大した役割はないのであまり印象に残らない。

 フクちゃんの声はすごい良い雰囲気をもってるので、「なぜ巡り合うのか」の歌はここぞというときにだけ使えば、もっといいインパクトを与えられただろうになと思います。

 

【ローズウッド:小田さくら

 小田ちゃんの使いどころ考えろ。

 ここじゃない!!!ここじゃないぞ!!!!

 

【ダイス:佐藤優樹 & ジョンベル:尾形春水

 まーちゃんが歌うとホッとする。

 ダイスとジョンベル、というか市場のシーンはほんと安定してましたね。まーちゃんとはーちんの正しい使い方。

 

【クラルス:野中美希

 いい女でした。

 

【リンディ:牧野真莉愛

 可愛かった。とにかく可愛かった。癒し。

 

【リベット:羽賀朱音

 可愛かった。とにかく可愛かった。癒し。

 

【その他の人々(ごめんなさいまとめます)】

 茉麻はさすがの安定感でした。ブナくん可愛かった。オバンコールさん縄跳びすげえ。高瀬くるみちゃんの相変わらずの子役感すげえ。こぺんさん安定しすぎててこわい。ファイ王子の扱いひどすぎてワロタ。でも内輪ネタすぎるやろ。あとボルガ星人は2人とも可愛い顔と可愛い声なので、なんかそういう宇宙人なんだろなと思った。

 

 

 ……ほら。ね。語ることないでしょ。可愛かった、以外に語ることないでしょ。

 物語の筋が通ってないからだよ!!!!役者の芝居どうこうの前に、脚本が問題だらけなんだから、良い芝居ができるわけがないんだよ!!!!!

 

 

 ――という感じに、脚本と演出に怒り狂っていた2015年。

 『続・11人いる!』ではこのあたりがずいぶん良くなっていたので、ようやく彼女たち自身の演技というものに着目できたのでした。

 せっかくアイドルの女の子たちがやる舞台なのだから、すべてのキャラクターに愛着がもてることが最重要だと思うんですよね。それにはやっぱり、ある程度物語の筋が通っていることが最低条件です。

 ヒロインだろうが悪者だろうがモブだろうが、魅力的なキャラクター作りはできるはず。

 あと、演劇女子部は外部の舞台とは違い、「彼女たちが役者として成長するための鍛錬の場」でもあると思ってます。そうして成長した姿をお客さんに観てもらうための発表の場。きっと大多数の人が、「絶対的に完璧なもの」なんて求めていない。だからこそ、変に金儲けに走らず、しっかりのびのびと演技のできる環境をつくってあげてほしいなと思います。