あんずにっき

元役者が、役者視点でモー娘。や演劇女子部について語りまくります。

モーニング娘。’17の、グループとしてのバランスと某美少女戦士&プリティでキュアキュアな人たちの関連性について考えてみる。※6月27日追記あり

 鞘師が卒業し、’16になってからというもの、ずっと思っていたことがあるのですが。

 

 ‘16以降のモーニング娘。のグループとしてのバランス、ちょっと悪くない?????

 

 悪いというか、すっごいもったいない。だって、みんなどんどんスキルアップしてきてビジュアルも極まってきてて、個々で見たらすごく魅力的なメンバーばかりそろっているのに、グループとしてパフォーマンスするといっきにインパクトが薄まるんですよ。

 例えば最近ではセカパカのやつとかでソロのときは全員びっくりするくらい輝いてるし魅力的なのに、そのパワーが楽曲では発揮できてない気がする!!!

 それはなぜかって??? 私が思うに、グループとしてのバランスが悪いからです。

 

 さて、よくアイドル界隈では、センターが誰だだのエースは誰だのと言われていますが、エースは誰もがなり得るものだと思うのでこの際置いておいて、「センター」というものには、ある種の適性があると私は思っています。

 ただのダンスの立ち位置の話ではなく、グループのバランス内における「センター」は、いわゆる「主人公」的なポジションだと思うんですよね。大人数になったとき、みんなの真ん中でこそ輝ける人。

 それとは逆に、端っこでいてこそ輝ける人、主人公の隣でこそ輝ける人、などなど……いろいろな適性があると思います。そしてそれを活かして歌割やグループとしてのバランスを整えてこそ、ようやく個々の魅力が存分に発揮されたまま、グループとして輝けるのです。

 なので私は、昨今の「センターが偉い(スゴイ・勝ち組)」みたいな風潮、なんだかなあと思います。真ん中だから偉いとか目立つとかそういうのではない。いやまぁ目立つのは確かかもしれませんが、真ん中にいるべき人がいることで、周りの人の魅力が際立つってことが間違いなくあると思ってます。舞台の配役とかでも「ハマり役」というものがあるように、アイドルグループの立ち位置にもハマるハマらないがあると思うのです。主役がいてこそ脇役が引き立つ。逆もしかりです。全員が正しい役割を全うして、全員がエースになる。そしたら全員勝ち組でしょ。

 まぁ某AKBさんみたいに、可愛い女の子たくさん並べて「好きな子選んで応援しろ」って言う開き直ったキャバクラシステムなら、売り上げトップを競うかのようにセンター競わせるのはありだと思いますが、ハロプロはそういうのではなくグループとしての楽曲パフォーマンスあってこその人気だと思うので、そのあたりの役割分担をうまいことできるように事務所が考えてやってほしいなと思ってしまいます。

 

 さてここで突然ですが、みなさんは某美少女戦士と某プリティでキュアキュアな人たちの一番大きな違いって、なんだと思いますか?(人数とかそういうことではなく)

 私は、前者が「プリンセスとそれを守る戦士」であるのに対し、後者は「全員が対等の仲間」であることだと考えます。

 セーラームーン(もう面倒なので言っちゃいます)はあくまで、「月のプリンセスであるセーラームーンと、それを守る戦士たち」。だから、もしセーラームーンに何かがあればほかの戦士は自分の身を挺してでも守ります。すべての出来事はセーラームーンを中心に回り、セーラームーンがいなければお話にならないのです。

 比べてプリキュアは、もちろん仲間がピンチのときには命をかけてでも守ろうとするでしょうが、あくまで全員が対等なのです。物語としての主人公という立場はあれど、彼女たちに「プリンセスと従者」のような力関係はありません。

 さて、なんでこんなことを言っているのかと申しますと、この2大戦う女の子グループとモーニング娘。における各メンバーのポジションって、すごい親和性があると思うんですよ。

 

 私の考えるそれぞれのキャラクターの役割がこちら。

 

セーラームーン型】

うさぎちゃん:センター。真ん中で輝く月属性の主人公。これといった特徴があるわけではないのにものすごい存在感を放つ。どこか抜けたようなところがあるのに圧倒的カリスマ性を併せ持つ不思議な人。

あみちゃん:センターの隣の人。清楚な水属性。ぱっと見の華やかさはないけれどじっくり見るとすごい可愛い。オタク受けが一番いいのがあみちゃんタイプ。

レイちゃん:センターの隣の人。ちょっとキツめの火属性。一見ツンツンした感じだけど実は面倒見が良かったり親しみやすい雰囲気がある。たぶん年長になったとき後輩に憧れられるタイプ。

こちゃん:脇を固める、親しみやすい頼れる木属性。ぱっと見ガサツそうだけど実はいちばん女子っぽい。年長になったとき恋心に近い感じで後輩に憧れられるタイプ。

みなこちゃん:脇を固める、華やかな金属性。ちょっと癖があるので好みは分かれるかもしれないけれど、みなこちゃんタイプが居ると居ないとでは画面の華がぜんぜん違う。

 (あとはここに、お姉さんタイプやミステリアス担当の外部太陽系戦士、さらに個性派のスリーライツ、ちびうさ、セレニティなどが加わる)

 登場回数の多い少ないはあれど、全員が印象を濃く残せる。出番は少ないのに人気がある、みたいなキャラクターがたくさんいる。

 

プリキュア型】

 個性の真逆な2人を中心に、他のメンバーは背景を彩る。(つまり存在感が薄れる)

 (※5人グループくらいまでなら、個性がバラバラな場合は同等の立場で全員が目立って戦えるが、現在のモーニング娘。は大所帯なので無理。)

  

 こう書くと、大所帯のモーニング娘。‘17がグループとして全員をうまく活かすには、セーラームーン型のほうが良いことがわかりますね。

 しかしセーラームーン型にはおそろしい落とし穴もあるのです……。

 ということで、近年のモーニング娘。バランスと、工藤遥ちゃんが抜けてしまうこともふまえ、今後とっていくべき体制について考えていこうと思います。

 あくまで一般人が勝手に考えたものなので、妙なとこもあるかもしれませんが、まぁそういう見方もあるわな、くらいに思って頂ければ幸いです。

 

 世代でオタクなもので、先ほどからの流れでわかるかと思いますがセーラームーンを例に語っていきます。若くてわからない人は是非セーラームーン調べてください!

 ミュージカルもおススメですよ!!!(個人的には初代のアンザムーン時代が至高)

 

 

1. 強すぎた鞘師里保のうさぎちゃん力。

 

 さてさて、近年のモーニング娘。の主人公、つまりうさぎちゃんとして語るに欠かせないのは、やっぱりこの人、鞘師里保ちゃんでしょう。

 まさに真ん中にいるべき存在というか、真ん中で彼女自身が輝くだけでなく、彼女がそこにいることで周りの子たちまで輝かせてしまうという、すごいパワーを持った人でした。

 鞘師が9期として加入する前の体制は、高橋愛を中心としたセーラームーン型でした。(れいなは同等のようでいて、その実はレイちゃんポジションだったと思います)

 そこへやってきた9期の4人。まだ幼く未熟だった彼女たちは、先輩たちに大切に守られながら、セーラー戦士になるための力を蓄えていきます。

 なかでも一番にその力を発揮し始めたのは、鞘師でした。鞘師のうさぎちゃん力は半端じゃなく、まだセーラームーンに変身することもできないのに先輩と同等に戦えるほどでした。

 でもその力の強さに、他の9期が追い付けない……。おそらく太陽系戦士としてそろえられたはずの3人が、なかなかうまくその役割を果たせずにいたのです。それは、キャリアの違いすぎる先輩たちが居たからでもあるかなと思います。もう少し時間があればまた違ったでしょうが、先輩たちにもあまり時間はありません。いつかは抜けていってしまう以上、うさぎちゃん鞘師を守るための戦士をきちんとそろえる必要がありました。

 そこで投入されたのが10期です。力の足りないところを人数で補うようなかたちで、ようやく太陽系戦士がそろいました。

 

 うさぎちゃん:鞘師

 あみちゃん:譜久村、佐藤

 レイちゃん:石田

 こちゃん:鈴木、工藤

 みなこちゃん:生田、飯窪

 

 この後育っていくうえで若干名役割の変わっていく人はいるのですが、加入当初はこんな感じだったかなと思います。(年齢を重ねれば大抵のメンバーは求められる役割が変わっていくので、雰囲気も変わっていきます)

 ここに、前世のプリンセスを守っていた戦士である、新垣(ジュピター)、田中(マーズ)、道重(ヴィーナス)、光井(マーキュリー ※加入当時はサターンでした)が、さらに外側から新しい戦士たちを守っているようなかたちでした。

 そんななか、新垣と光井が抜け、One・Two・Threeで鞘師が完全にセーラームーンとして覚醒し、そして11期メンバー、小田が加入します。

 

 2.小田さくらセーラーサターン

 

 小田ちゃんというサターンが登場したことによって、モーニング娘。の戦闘力はかなり上がりました。

 なんといってもこの小田さくら、加入当初から「ほたるちゃん」ではなく「セーラーサターン」なのです。あんな子どもみたいなのに、もう変身できちゃうのです。鞘師のオールマイティなのにカリスマ溢れる歌声に、れいなの強い歌声、ときおり入ってくるフクちゃんの柔らかな声、さゆの圧倒的な華やかさ。そこに小田ちゃんのミステリアスかつ破壊力の高すぎる歌声がドーン!!!と入ってくることで、それはもう大変なインパクトでした。さすが破滅の戦士。しかもこれ、おかげでみんなの個性も際立つという相乗効果までありました。

 私的にはこのころ(カラフル期)が、いちばんグループとしてのバランスが良かったんじゃないかなと思います。(うまく活かしきれてないメンバーがいるとはいえね)

 

3.れいなが抜けた後。

 

 長いことレイちゃんとして頑張り続けてくれたれいなが卒業してしまいました。

 でもこれは、モーニング娘。としては当たり前の、とても自然な流れです。いつかは卒業しなければならず、そのために次の世代を育ててきたのですから。

 しかし、まだ内部太陽系戦士のバランスがうまく整っていなかった。そこで事務所がとった行動は、内部を育てることではなく、さゆが1人だけ年齢もキャリアも離れていることを利用した「うさぎちゃん(鞘師)とクイーン・セレニティ(道重)2大柱作戦」でした。

 クイーン・セレニティとは、うさぎちゃんの前世であるプリンセス・セレニティのお母さんです。同世代の仲間とならヴィーナスだったさゆですが、年齢が離れたことで役割がクイーン・セレニティに変化していったのは、まぁこれも自然の流れだったかもしれません。

 これはある意味では成功でした。道重という大いなる母のような存在の庇護のもとで、のびのびと過ごす戦士たち。見ていて微笑ましいものもありましたし、道重の腕のなかで、彼女たちはそれぞれの役割をまっとうしていました。しかし。

 

4.大きすぎた庇護の力

 

 さゆが卒業してしまったあと、その強大な庇護を失ったモーニング娘。‘15メンバーは、どうしたらいいかわからずいるような印象でした。

 その腕のなかで安心して過ごしていた内部戦士たちは、まだ変身もままなりません。さらに、右も左もわからない、まだ戦士かどうかもわからない12期メンバーが4人も加入してきました。

 そんなとき、率先して「自分が戦わなければ」と動き出したのが鞘師でした。それについてくるようなかたちで、小田も前へと出てきます。

 でもね。うさぎちゃんって本来は、自分からぐいぐい戦いに出る必要はないんですよ。何もしなくても、敵も味方も自然と集まってくるし、守られてこそ彼女は強くなる。だからこそ仲間を守ってあげることもできる。決して自軍の一番前で矢を受けるようなことになってはいけないんです。そして小田も。本来のサターンは、うさぎちゃんからは離れたところにいます。でも、それでもすごい存在感を放っている、むしろ登場回数が少ないほどインパクトを与えられるキャラクターだと思います。

 でも小田のすごいところは、その変幻自在の器用さゆえに、サターンからマーキュリーへ変身してしまったところ。ちょうどこのころ、佐藤がマーキュリーからヴィーナスへ移行していた時期なので、ごく自然にそこへ収まりました。

 そしてグループのリーダーになった譜久村や、年長になった生田、飯窪も役割が変わってきました。

 

 当時の、モーニング娘。‘15の構成がこちら。(人数が増えて名前がややこしくなってきたので、戦士名で書きます。まだこの時点でも変身できるのは鞘師と小田だけです)

 

 セーラームーン:鞘師

 マーキュリー:小田

 マーズ:石田

 ジュピター:工藤

 ヴィーナス:佐藤

 ウラヌス:生田

 ネプチューン:譜久村

 プルート:飯窪

 

 ここに、まだ何者でもない12期と、不安定な状態の鈴木がいます。

 

5.全員がうさぎちゃんになり得る12期と、確変中のズッキ

 

 私が12期を初めて見たときの感想は、「うわあー、こらまた露骨に美少女ばっかり集めたな……」でした。

 なんでしょうね、バランスなど一切考えない、「とにかく主役を!!!とにかくうさぎちゃんを!!!」みたいなこのチョイス。

 当時はまだ彼女たちも幼く、何者でもない、何にでもなれる、何にも染まってない状態でした。年を経て個性が出てきて、徐々にきちんと役割分担がなされてきたような気もするので、結果的にはとても良かったと思うのですが。

 ところで。

 このころのズッキの不安定さ、ヤバかったですよね。

 もともとは完全にジュピタータイプだと思います。顔つきはめちゃくちゃ可愛い美形だけど、美しすぎてちょっと鼻につくようなとこが無いわけでもないヴィーナスとは違い、どこかホッとするような愛嬌がある。でも、痩せるとちょっとヴィーナス寄りになるんですよね。美しすぎる。

 ヴィーナスといえば、うさぎちゃんの陰で目立たないけれど、実はもう1人の主人公のような存在です。内部戦士のリーダーであり、プリンセスの影武者でもあるのです。

 そんなズッキを、試験的にかご褒美としてかセンターとして使った『Oh my wish!』。それは良いのですが、使い方がちょっと違ったなあ……。

 たぶん事務所的には、工藤と並べることで「どや! うちのモー娘。にはこんな美少女が2人もおるんやぞ! しかも1人は超絶ダイエット頑張ってこの美貌を手に入れたんやぞ!」みたいな感じにしたかったんでしょうが、工藤とズッキは個性ありすぎてお互いにぶつかり合う感じになっちゃうんですよね。それなら間に1人緩衝材として誰かはさむか(あのころの牧野の美少女感すごかったので牧野はさめばよかった。歌割はそんななくてもいいから)、もしくは鞘師とズッキの2人を同等の扱いにして、セーラームーンとヴィーナスの夢の主人公共演、みたいにすればよかったのに! そのほうがズッキの美しさも鞘師の素朴さも際立ち、かつ二人の溢れすぎるカリスマ性に世間が恐れおののいたことでしょう。工藤はその隣にいるだけで十分に存在感ある美少女なので問題ないっす。

 ‘15の不安定さは、ズッキの扱いだけではありません。年齢を重ね、マーキュリーからネプチューンになったはずの譜久村を、まだマーキュリーのつもりでガンガン前に推してくるのです。マーキュリーとしてきちんと覚醒している小田もいるのに!

 ウラヌスネプチューンは、端っこにいるほうが良いのです。それだけでも十分目立つほどの存在感がある。

 ウラネプの美しさって、やっぱり「主人公じゃない」からこそ許されるものなんですよね。あれが主人公だとしたら、ちょっとアクが強すぎる。

 たとえばテレビに出演したとして。譜久村と生田がずっと前で目立ってたとして、そりゃあ見栄えは良いですが、存在感と個性がありすぎて逆にインパクトが薄いというか、お互いに魅力を相殺しあい、しかも他のメンバーの輝きを全部見えなくしちゃう感じなんですよね。

 でもそれが、登場回数の少ないレアキャラだとしたら、いい塩梅にインパクトを与えられるんですよ。「たまに映るこの美女誰……!? えっ、こっちにも美女いる! あっ、もう見えない! どこ!? あの美女どこ!? あ、いま歌った!? 声も超良かった!!!! いまあの美女どこ?!? うわあああああそこで2人並んでる美しいいいいいいい」って感じ。レアキャラになったほうが絶対良い。へたすりゃ主人公よりも人気のある名脇役っているでしょ、あれみたいな感じで。

 話がそれましたが、まぁとにかく、このころのモーニング娘。は、戦士たちはうさぎちゃんを守ろうとせず、うさぎちゃんはほぼ1人で戦っているような印象でした。

 あと、コンサートなどでは鞘師と小田の2人でプリキュア体制をよく使っていたように思います。

 

6.戦いすぎた鞘師

 

 「今すぐ飛び込む勇気」「Oh my wish!」「スカッとMy Heart」のトリプルシングル。

 これを聞いたりMVを観ていると強く思うのが、「あぁ、ここはいつの間にか、鞘師のための太陽系じゃなくなったんだな」ということ。

 鞘師が真ん中にいれば、彼女も周囲も輝く。でも、どこか他のメンバーが、月の庇護を必要としていないように見えました。

 そうして、セーラームーンとして、ときにプリキュアとして頑張ってた鞘師ですが、ついに卒業してしまうことになりました。

 

7.弊害

 

 はい。ここでやってくるのが、長すぎたセーラームーン体制の弊害です。

 ずっとずっと真ん中で居てくれたうさぎちゃんがいなくなってしまった。きっと戦士たちは、うさぎちゃんがいなくてもやっていけると思ってたでしょう。もしくは自分がうさぎちゃんになれる、と思っていたかもしれません。でもね、長くセーラームーン体制でやってきた彼女たちにとって、鞘師うさぎちゃんという存在の潜在的な大きさはものすごいですよ。

 彼女たちを明るく照らしてくれていた鞘師がいなくなってしまったモーニング娘。‘16は、かといって大きく体制を変えることもなく、ただ「うさぎちゃん不在のセーラームーン」のようなかたちで存在していました。

 これね、ここが第一の失敗ですね。

 ここでもう大きく体制変えりゃあ良かったんですよ。

 っていうか、今すぐ飛び込む勇気』でできてたじゃん! 新しい体制作るのかなって気配があったじゃん!!! あれ見ると鞘師がかなり異質に思えてちょっと切なくなるのは、鞘師以外のメンバーでうまいことバランスが取れてしまっていたからだよ!!! 鞘師がうさぎちゃんではなく、プリンセス・セレニティに見えるからだよ!!!

 野中を新しいうさぎちゃんとして真ん中に迎える。でもまだ変身もできないし、自分がセーラームーンだという自覚もないから、影武者であるヴィーナスのまーちゃんが矢面で支える。ウラネプの生田・譜久村の使い方も良かったし、小田はサターンの役割に帰れたし、外部とヴィーナスがしっかり守ってくれてるから、他の内部戦士はこれからじっくり育てていけばいいか、なんて思えるくらいにはうまいこといってたんですよ!!! まーちゃんとちぇるのお互いがお互いの良さを引き立て合う感じにゾクゾクしたんだよ!!!

 なのに‘16になったとたん、せっかく見つけたはずの月のプリンセスを逃してしまって、なぜかヴィーナスとサターンが2人で戦ってる。そしてネプチューンがまたガンガン前に出てくる。アクが強い! アクが強いのよ!! 内部戦士たちもみんな、うさぎちゃんがあってこそ、その個性が柔和されていたんです。でもうさぎちゃんがいない今、ガチャガチャしてる。個人個人はとっても魅力的なのに、個性がケンカし合ってる!

 

7.体制としてはかなり良かったはずの『そうじゃない』

 

 前回のシングルではかなり心を砕かれたものの、『そうじゃない』でようやく、ようやく! 新しいモーニング娘。の道が開けたような気がしたんですよ!!!(それなのに……というのは、また後で)

 

【ほぼ理想的だった『そうじゃない』体制】

 

 うさぎちゃん:牧野

 マーキュリー:小田(サターンから一時的にまたマーキュリーに変身してくれた)

 マーズ:石田

 ジュピター:工藤

 ヴィーナス:佐藤(まーちゃんヴィーナスは本当に良い仕事をする)

 

 個人的には、ネプチューン(譜久村)とマーキュリー(小田)の分量が多すぎるので、そこをもう少し減らしてジュピターや、他のまだ何者でもない12期の子たちにも歌割を与えて、そこから新しい世代の内部戦士を育てていくべきだったなと思います。

 この「そうじゃない」の内部戦士は、あくまで前のうさぎちゃんである、鞘師の戦士たちです。いわばカラフル期のように、前世のプリンセスを守っていた先輩戦士たちが、新しく生まれ変わった戦士たちを守って育てているような状況です。別に世代交代することを前提の話ではありません。これで牧野が覚醒して早い段階でセーラームーンになってくれれば、先輩たちとすんなりなじむことだってできたはずなんですから。

 ちなみにムキムキは、私的にはいちばんのアカンパターンです。誰も目立たないし印象に残らない。それぞれの役割が完全にくちゃくちゃです。単純に歌割を平等にすれば全員が目立つというわけではないのです。

 

8.そしてやってくるプリキュア時代

 

 まだしっかりと次のうさぎちゃんが確立しなかった‘16。それどころかコンサートではサターンネプチューンのほぼ独壇場。

 小田ちゃんとフクちゃんって、声質も歌の質も、ちょっと近いものがあるんですよね。二人とも同じ外部の戦士、しかもマーキュリー素質持ちということもあって、ちょっと、いやかなり近い。なもんで、2人がずーっと歌ってると、印象がボヤけてしまうというか、これもまたお互いがお互いの良さを相殺し合っているというか。鞘師と小田ちゃん、鞘師とフクちゃん、というように、質が真逆の人とならお互いの良さを引き立て合えるんですが……。牧野という良いうさぎちゃん候補も、ほったらかしにされてしまってますし。(っていうかシングルはまだしもコンサートはもっと冒険しろよ。歌苦手な子にも積極的に歌割まわしていかないと、経験つまないと成長できないよ。)

 おいおいどうすんだよと思っていた矢先。

 

 13期加入。

 

 おいおいおいおいどうすんだよプリキュアきちゃったよ!!!!!!!

 え、これホントに、どうするの??? どうするつもりでこうしたの????

 いや、まぁこれは考えようによってはモーニング娘。にとってかなりプラスなんですけどね。

 

9.ふたりはプリキュア!!!

 

 いやー、13期、プリキュアですね。どう見てもプリキュアですね。

 最初にお話ししたとおり、プリキュア型の条件として必要なのは単純です。「メインの二人が真逆の個性であること」たったこれだけ。

 そしてBNMのMVをご覧ください。あらまあ、もうこれ完全にプリキュア型ですよ!出来上がってる!!! 13期が真ん中にいるだけで画が出来上がってる!!! なんかそれっぽく見えちゃう!!!

 ただこのプリキュア型、これにも弊害はあります。これも少し冒頭で触れましたが、プリキュア型はメインの二人以外の存在感が完全に薄れちゃうんですよね。というかもう言ってしまえば存在意義がなくなる。他のメンバーの個性はほぼ死んでしまうんです。華やかなだけの彩と化してしまう……

 『ジェラシージェラシー』とか見てくださいよ、13期ほぼ歌ってないのに存在感ヤベエでしょ。「ジェラシー」だけで食われかけてるでしょ。まーちゃんというヴィーナスを失ってることも原因のひとつですが……。だから野中もうさぎちゃんとしての役割が果たせずにいるし、ネプチューン推し過ぎだし…… いやジェラシージェラシー好きだけどな。リズムが癖になりますよね永遠に聴いてられる。

 

10.今後の体制について

 

 さて、今後とるべき体制ですが……。

 個人的には、『プリキュア型』、『牧野セーラームーン型』、そして『野中セーラームーン型』の3パターンをうまく使い分けていくことを提案したいです。

 

モーニング娘。‘17  プリキュア型】

 

 加賀と横山を真ん中にすえるプリキュア型。サポートメンバーとして小田、佐藤を使い、譜久村、生田、飯窪で固める。(BNMはほぼこれに近いですね)

 小田と佐藤は13期と個性がかぶらず、2人のスキルや経験不足をうまくカバーしてくれるでしょう。さらに譜久村、生田、飯窪というお姉さん要素で華やかさもアップ。年齢もキャリアも離れているので、この3人ならプリキュアにつぶされない。

 

セーラームーン型 牧野バージョン】

 

 セーラームーン:牧野

 マーキュリー:野中

 マーズ:石田(加賀)

 ジュピター:工藤(加賀)

 ヴィーナス:佐藤

 ウラヌス:生田

 ネプチューン:譜久村(尾形)

 サターン:小田(羽賀)

 プルート:飯窪

 ちびうさ:横山

 星野光(スターライツ):加賀

 大気光(スターライツ):尾形

 夜天光(スターライツ):羽賀

 

 はい。こんな感じ。突然のスターライツで驚かせてしまったことでしょうすみません。

 牧野と野中、どちらがうさぎちゃんでも構わないんですが…… そしてこのところの事務所の動向をみれば、野中をうさぎちゃんにしようとしてるのは明らかなんですが(舞台の配役や新曲の歌割などをみて)、でも野中は本質的にはマーキュリーなんじゃないかなと思うので、まずはこれが1パターン目としておススメしたいですね。

 工藤のジュピターの後をつげるのは、いまのところ加賀ちゃんしかいません。でも加賀ちゃんは牧野うさぎの代のマーズになり得る存在だとも思うので、これも悩ましいところ。加賀ちゃんはどっちにもなれちゃいますね。

 他の戦士はみんな前世からの人々ですが、牧野うさぎはそのなかでもちゃんと輝けるので大丈夫。

 横山はどう考えてもちびうさ。でも、育て方によってはサターンにもうさぎちゃんにもなれる。(ただしうさぎちゃんにするには内部戦士のバランスをとるのがかなり難しくなる)

 スターライツの3人は、加賀ちゃんの現時点での魅力を活かすにはこの布陣しかないなと。この3人はサイボーグ系の美しさなので、こういうポジションがすごく似合う気がする。主人公に対立する立場でレアキャラだけどオイシイとこかっさらってく感じね。

 でも、工藤が抜けてしまったあとの加賀ちゃんはもうスターライツにはなれないので、必然的にはーちんとあかねちんもポジションチェンジしないといけない。

 はーちんはネプチューン路線で育てるのが良いかな……。あかねちんはサターン目指して歌声を磨いていってほしい。

 

 もしくは、もっと先を見越して12期を中心に内部戦士をつくっていくなら、こうですかね。

 

セーラームーン型 野中バージョン(仮)】

 

 セーラームーン:野中

 マーキュリー:尾形

 マーズ:加賀

 ジュピター:羽賀

 ヴィーナス:牧野

 サターン:横山

 

 現状ヴィーナスやれるのは佐藤だけなんだけど、牧野は野中がうさぎちゃんならヴィーナスになれると思うので、まぁいけるでしょう。

 でも、先輩たちもキャリアは長いとはいえまだまだ若いし、きっとまた新しい子も入ってくるから、ここまで焦って先を見越す必要は無いと思う。試験的に1曲くらいこういうのを試してみるのはいいかもしれないけどね。先輩たちを完全に外部戦士と前世戦士として扱ってさ。

 あと、なにも私はうさぎちゃん至上主義というわけではありません。基本をこの3パターンでまわして、たまには外部戦士(サターン、ウラヌス、ネプチューン、プルート)中心でミステリアスに大人っぽい楽曲やってみたりとか、そこにちびうさ投入して可愛さ際立たせてみたりとか、ちびうさ闇落ちさせてブラックレディにしてみたりとか。スターライツメインでただただクールな美しさを前面に押し出していくのも面白いですね!(個人的にあかねちんは子供っぽい髪型させるより超クールな美貌を活かしたヘアメイクにして、でもしゃべると子供、みたいなギャップ萌えキャラを推したい。最近思春期でちゅうに病始まってしまったのかちょっと強めのキャラになっちゃってるのもったいないぞ……まだまだ可愛げで押してってほしい……)

 いろいろと無限の組み合わせで楽しめるグループ編成。それによって楽曲のイメージをがらりと変えることもできますよね。

 シングルでもコンサートでも、せっかくなら全員の魅力が発揮されるほうが良いよなぁと思います。だって新曲を出すのって、ファンに向けてだけではなく、新たなファンを作るためにも世間に発信するんですもんね。そこで特定の誰か2,3人だけが目立っていたって、その子たちを気に入るひとがファンになるだけだけど、全員が魅力的に見えれば、全員それぞれを気に入る人がファンになるんだもの、単純に母数が増えるしね。

 

 ……と、ここまで長々書いたものの、果たしてうまく伝わったかどうか不安になってきました。

 もしかしたら私がオタク気質だからこういう風に思うだけなのかもしれないし、世間の人々はそんなバランスどうこうなんてどうでもいいのかもしれない。

 でも、なんだかグループがぼんやりしてるなあ、もったいないなあと感じるのは確かなので、ちょっといろいろと考えてみました。ま、一般人がこんなところで考えたってどうにもならないんだけどね!

 

 現在のモーニング娘。‘17は本当に美人とかわいこちゃんばっかりで、しかも個性派が揃いまくってるのにその魅力がうまくアピールできてない気がしてとにかくもったいない! なんとかして!!!!   という記事でした。

 

(※6月27日追記)

 

  カンガルとの兼任で、森戸ちゃんが14期として加入……だと……!?

  まさか、まさか、こんな大所帯でただでさえ全員うまく活かせてない状態のモー娘。には追加メンバーなんてないと思ってて、移籍うんぬんの話題は知ってたけど関係ないことだと思ってたんでほんと唖然です……

 

  かなしみがやばいです……やばすぎるのでこの悲しみについてはひとつ記事として書こうかなと思います悲しい……