あんずにっき

元役者が、役者視点でモー娘。や演劇女子部について語りまくります。

笑顔YESヌードに見る、『モーニング娘。‘17、表現力をはき違えているような気がする問題』について。

 

 こんにちは。いきなり不穏なタイトルで申し訳ない。

 アプカミの「笑顔YESヌード」を見まして。

 このブログではあんまり否定的なことは言いたくないなと思ってたんですが、この曲は私の一番好きな曲なのでちょっと黙ってられませんでしたスミマセン。

 

 

◆『笑顔YESヌード』の良さとは

 

 オリジナルのえがヌーの良さ、というか私的な好きポイントをまず語ろうと思います。

 歌詞とかメロディーが良いのは大前提として置いておいて、まず一番は「リズムの気持ちよさ」です。

 この曲って歌詞がセクシーなわりに、リズムがすっごい軽快なんですよね。そしてメンバーの歌い方も。「あ~ん」とか「ウーン♡」とか「アッ」とか「茶ッ!」とか入ってるけど、それもセクシーだけど軽い。軽いけど深い。深いけど可愛い。可愛いけどセクシー!

 歌詞だって、セクシーな部分に惑わされがちですがよく考えればごく普通の女の子の話で、めちゃくちゃ可愛いんですよ。普通の女の子の多くが持ってるセクシーな部分を歌ってる曲なんですよ! ふつうなの!!! 特別セクシーなわけじゃないの!!! ふつうなことがセクシーなんだよ!!! モーニングコーヒーと同じ系列ですよ!!!

 スミマセンなんかうまく言えないんですが……でもこれだけは言えるのが、オリジナルメンバーはこの曲で、露骨なセクシーアピールすることって無かったと思うんです。

 どこまでも軽やかでまっすぐで笑顔で可愛かった。可愛いからこそセクシーだった。見てるとまるで自分の彼女みたいに思えてくるというか、すごく身近に感じられる可愛さとセクシーさだった気がするんです。

 あとは愛佳がめちゃくちゃ可愛かったとか、愛佳のパートが良すぎるとか、あのけだるい声とたまらんリズムとおぼこいお顔が奇跡のバランスすぎてもはや飼いたいとか、そういう非常に個人的な好きポイントが詰まりすぎてるだけなのでこれも置いておきます。

 

 

モーニング娘。‘17のえがヌー

 

 さてここで本題です。

 私がアプカミを見て第一に感じたのが、「みんなリズムおろそかにしすぎてない……?」でした。

 この曲はリズム難しいからとか、そういうのじゃなく。あれ一部のメンバーは明らかに、「リズムを意識してこの歌を素敵に歌うこと」よりも「自分のセクシーさを表現すること、セクシーにこの歌を歌う自分をアピールすること」に注力してますよね。そういった意味でのリズムがおろそか。

 自分の声の響きや吐息に酔ってるからリズムが溜まる溜まる。声もねっとりしすぎててべたべた重たい。ダンスももっと軽く可愛くていいのに、どっしりねっとりしててちょっと下品にすら思える。もうこれは普通の女の子の歌じゃない。夜のお仕事とかやらしいダンサーのお姉さんの歌だわ……というかそもそも歌詞の意味も何も伝わってこないわ……

 あと一部メンバー笑顔どうした……??? え、もしかしてそういう方針??? もうこの曲は笑わないの??? 笑顔YESヌードなのに??? 笑顔の奥のヌードを見てほしい女の子の曲なのに??? 全部笑えとは言わんが、ずっと目を細めた謎のセクシー顔連発するよりは絶対笑顔のほうが良いから!(´;ω;`)

 

 

◆小田、譜久村、飯窪の『表現力』???

 

 ここからはさらに否定的な意見になりますスミマセン。

 この3人の近年の表現、ちょっと、かなり『表現力』というものをはき違えているような気がする。

 小田ちゃんは個人的に‘15までのが良い歌だったと思います。年々歌唱力は上がってる、というか技術的に上手くなってるけど、ここまでドヤられるとちょっと違う。ドヤらなくても小田ちゃんの歌が上手いのはみんなに伝わります。セクシーさや美しさのアピールも、そりゃあセクシーだし美しいけど、でもそれって曲自体には必要のないことが多い気がする。

 ふくちゃんも‘14くらいまでの歌が良かったなぁ。世間的には表現力が上がった!と言われてる声も聴きますが、私的には「自分に酔う力」が上がったな、って感じです。自分の表現に酔ってるからリズムが溜まってくるんだよ。演技といっしょ!

 飯窪さんは謎のセクシーアピールしないほうが絶対に良い。お芝居できるんだから、本来の意味での表現力は持ってるはずなのに、なんでこうなるんや……??? もっと素直にやってくれれば絶対素敵なのに!!!

 工藤、石田、野中、生田は、ギリギリのとこですね。でももっと素直に曲の解釈やリズムを意識して歌えば、もっともっと良くなったはず。っていうかだーいしは‘14のときのえがヌーめっちゃ良かったやん……なんでや……

 

 この曲に関しては、他の12期、13期、14期のが素直な表現だったぶん魅力的でした。歌割が「そこじゃないやろ!」なとこ多々あったんでもったいなかったけどね。もっと個々の魅力に合わせた歌割あるやろ……

 ちなみに佐藤まーちゃんは、きちんと確立された「表現力」としてのあのセクシーパフォーマンスなので、あれはあれでグループとして活かしていくべきだと思っています。それなのに。

 

 

◆佐藤の個性であるセクシーパフォーマンスが潰された

 

 純粋なのがいい! 素直が一番! と常日頃言いまくっている私ですが、まーちゃんのセクシーパフォーマンスはもうそういうレベルじゃないというか、あそこまでやってくれたら文句も無いというか。1人だけああいう抜きんでたことしてくれたら、もうそれは立派な個性で魅力ですよね! その対比で他のピュアッピュアおぼこいメンバーの魅力も際立つし!

 あとまーちゃんの場合、天性の感覚でセクシーを入れてくるのでまったく不快じゃないんですよ。つくられてない、彼女の内面から自然に出てきた歌声や仕草というか。だからこそそこに惹かれるひとがたくさんいるんだと思います。

 それなのに! なぜか他メンバーまでみんな競うみたいにセクシーアピールしまくったら、せっかくのまーちゃんの個性や魅力が潰されちゃうでしょ!!!

 しかもその他メンバーが魅力的に見えてるならまだ良いですが、結果的にみんながゴチャゴチャしてて誰も印象に残らず、たとえるなら油ギットリの揚げ物フルコース食べたあとみたいなしつこさだけが残るっていう……良いとこ無い!

 なので私は、そのなかでちょこっとだけ添えられてたレモンやサラダや大根おろしのようだった、前述の羽賀、尾形、牧野、加賀、横山、森戸に好感を持ってしまいました……。もともと顔が好みなのもあって、もはや加賀ちゃん推しなのかな私?ってくらい加賀ちゃんばっかり見てしまった……。(いままで推しメンという概念は無かったのですが)

 あと牧野と森戸はもっと活かせる歌割があったはず。もったいないなー

 

 

◆もったいない

 

 もうこんな文句ばかり言いながら見るのイヤだし、世間的に見ればすごくいいパフォーマンスなのかもしれないし(実際そういう絶賛意見もたくさん目にします)、私の非常に個人的な好みに反するというだけのことなのかもしれない。それならもう見るのやめれば? っていうかファンやめれば? と言われても仕方ないような気もする。

 でも、なんかもうひたすらもったいないと感じるんですよ。

 好きだったはずの子たちが、美人になって技術も上がって、本当ならより好きになるはずなのに、なんか違う方向にいっちゃったのがもったいない。魅力を活かしきれてないように思えるのがもったいないんです。

 まぁそれも、世間一般の感覚でいくと十分に魅力的で活かせてるのかもしれないんですが……(´・ω・`)

 

 はぁー、なんか、むずかしいな。

 アイドルファンのひとって、みんなこんな葛藤しながら応援してるんでしょうか……。